野球:人気解説者が語る今季の行方(下)

イ・ミジャVSパティ・キム

 河委員は、「許委員の解説がパティ・キムなら、僕の解説はイ・ミジャ」と話した。許委員の解説は深い分析、河委員の解説はファンの気になるところを知らせるのが主体ということ。「ファンは、次の投球や監督采配を予想することを望んでいる。それが味わいのある解説と言えるのではないかと思う」と述べた。

 許委員は「なぜあのようなプレーをしたのか、投手はなぜそのような球を投げたのか、打者はどのように本塁打を放つのかなどに対する疑問を論理的に解説するのが解説者の務め」と語った。加えて、「解説は言葉遊びではなく、科学的かつ論理的でなければならない」と主張した。

 最も印象深い試合については、河委員が06年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)、許委員が08年の北京五輪決勝戦を選んだ。両氏とも、100%満足できる解説はこれまでの一度もなかったとのこと。今季も熾烈(しれつ)な「グラ戦争」が繰り広げられそうだ。

河日成委員のプロフィール

生年月日:1949年2月18日、ソウル生まれ

城東高、慶熙大で内野手として活躍

79年TBCで解説者としてスタート

82年KBS解説委員

06年KBO事務総長に就任

許亀淵委員のプロフィール

生年月日:1951年2月25日、慶尚南道晋州生まれ

慶南高、高麗大、産業銀行、韓日銀行で内野手として活躍

78年東亜放送解説者

82年MBC解説委員

86年青宝ピントス監督

2009年KBO実行委員長

高錫泰(コ・ソクテ)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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