野球:人気解説者が語る今季の行方(上)

ソウル・蚕室球場の中継席で、マイクを向け合う許亀淵委員(右)と河日成委員。両委員とも、「他人の解説は自身の解説に影響を及ぼすおそれがあるため、絶対に聞かない」と話した。/写真=オ・ジョンチャン記者

 「お! いつパーマあてたの?」(河委員)

 「先日、あてました」(許委員)

 「ヘアスタイルは元々わしの分野だが。でも、似合っているよ」(河委員)

 「ありがとうございます、先輩」(許委員)

 かつらのCMモデルで有名な河日成(ハ・イルソン)解説委員(61)が、2歳下の許亀淵(ホ・グヨン)解説委員に口撃を仕掛けた。

 後輩も反撃した。許委員は河委員からの「野球解説を最初に行ったのは誰?」との質問に、「わたしが最初です。78年の東亜放送のラジオ解説です」と話した。すると河委員は、「わしが最初だと思っていたのに」と残念がった。河委員は79年、東洋放送のテレビ解説が最初だった。

 人気野球解説者の二人は、30年来のライバルだ。河委員がKBSテレビ、許委員はMBCテレビの解説者として、これまでしのぎを削ってきた。06年に河委員が韓国野球委員会(KBO)の事務総長に就任し、しばらく休戦したが、河委員は昨季ケーブルテレビKBS Nの解説者として復帰し、再び争いに突入した。

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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