野球:外国人投手のレベル向上著しい韓国球界

 プロ野球の各球団は2人の外国人選手を保有することができる。2人だけであるが、これらの活躍しだいでペナントレースの行方が左右される。

 韓国の場合、16人の外国人選手のうち14人が投手だ。打者はガルシア(ロッテ)とクラーク(ネクセン)のみだ。昨季は16人中打者が6人いた。しかしうち2人は馴染めずに途中で解雇された。

 各球団は昨オフ、先発投手の補強に力を傾けた。昨季16勝で最多勝を挙げたロペス、13勝を挙げたガトームソンの活躍で起亜が優勝したことに刺激を受けたとみられる。

 今季の場合、外国人投手のうち5人が昨季韓国でプレーした選手で、9人は新たに入団した選手らだ。しかもこれらはすべて先発投手だ。

 最も注目されているのはサドウスキー(ロッテ)だ。サドウスキーは昨季までジャイアンツに在籍していた。オープン戦では2試合に登板し、2勝、防御率1.13をマークしている。ロッテのロイスター監督は27日のネクセンとの開幕戦に登板させる予定だ。

 08年にカージナルスでプレーしたヒメネス(斗山)、09年までアスレチックに所属したゴンザレス(LG)、ドミニカ出身のカペラン(ハンファ)は数年前から各球団が目を付けていた投手らだ。

 契約更改した投手のうちではクルセタとナイト(ともにサムスン)が目を引く。クルセタはオープン戦で150キロを超えるボールを投げ、コントロールも昨季よりよくなったといわれている。

 起亜のロペスはオープン戦に2試合登板したが、精彩を欠いていた。序盤はまずまずだが、中盤以降は球威が落ちていた。チョ・ボムヒョン監督はロペスについて、「まだ本調子ではないだけ。それほど心配してはない」と語った。

姜鎬哲(カン・ホチョル)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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