福祉部、「正義の死傷者」7人を認定

 保健福祉家族部は18日、正義の死傷者審査委員会を開き、強盗から隣人を助けようとして刃物で刺され死亡した大学生、故チョン・ヒョンチャン氏(24)など7人を「正義の死傷者」として認定した。7人は自らの危険を顧みず、交通事故や犯罪などから他人の命や財産を守ろうとした結果、命を落としたり負傷したりした。

 チョン氏は昨年11月、慶尚北道尚州市洛陽洞のワンルームに侵入しようとした強盗から隣人を救おうとしたところ、刃物で刺され死亡した。また、1995年4月、慶尚北道亀尾市の道路でガードレールに衝突した車から運転手を救出しようとしたところ、後続の小型バスにはねられ死亡した故キム・ジェジン氏(当時30)も、正義の死者に認定された。

 そのほか、マンション6階のベランダから落ちた女性を受け止めようとしてけがをしたイ・ジェウォン氏(21)など、5人が正義の負傷者として認定された。正義の死傷者として認定された人は、国家から証書と共に、最大1億9700万ウォン(約1568万円)の褒賞金のほか、医療・教育などのサービス支援を受けられる。

李仁烈(イ・インヨル)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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