サッカーW杯:キム・ヨナが応援歌を歌う

韓国応援団「レッドデビルズ」に変身

 「フィギュアの女王」キム・ヨナは、サッカー・ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会(6月開催)に出場する「太極戦士(韓国代表)」のため、韓国応援団「レッドデビルズ」に変身する。

 キム・ヨナはイタリア・トリノで行われるフィギュアスケート世界選手権(22-29日)終了後、31日に帰国し、レッドデビルズ応援歌をレコーディングする予定だ。キム・ヨナが歌う応援歌は、今回レッドデビルズが制作する応援歌アルバムに収録されるもので、ロックバンド「Trans Fixion(トランス・フィクション)」によるメーン曲『The Shouts of Reds(ザ・シャウツ・オブ・レッズ)』を歌う可能性が高い。

 この曲は、今回のW杯の韓国代表チーム公式スローガンで、代表チームのバスにも書かれる「Shouts of Reds、United Korea(勝利の歓声、一つになった韓国)」と同じ意味を持つという。レッドデビルズの応援歌アルバムには、アイドルグループのアフタースクールや人気バンドのCrying nut(クライイング・ナット)なども参加する。

 キム・ヨナがレッドデビルズの応援歌を歌うことになったのは、スポンサーの現代自動車がきっかけだった。同社はこれまで、キム・ヨナをスポンサーとして支え続け、バンクーバー冬季五輪での金メダル獲得に一役買った。W杯サッカー公式スポンサーでもある同社は、W杯マーケティングで最大の効果を得ようと考えた末、スポンサー契約期間が残っているキム・ヨナに白羽の矢を立てた。

 特に、今回のW杯サッカーでは、公式スポンサー契約を結んでいないのに、無断でロゴ使用などをする広告活動「アンブッシュ・マーケティング」が目立つ企業もあり、今や韓国の顔となったキム・ヨナを起用する効果は高い。さらに、現代自動車が後援している大韓サッカー協会を通じ、レッドデビルズとの縁もでき、キム・ヨナの応援歌プロジェクトが実現したのだ。

 事情に詳しい関係者は、「キム・ヨナは31日に帰国するため、スケジュールの関係上、キム・ヨナの応援歌がレッドデビルズの応援歌アルバムに収録できるかどうかは調整中。収録できなければ、デジタル音源配信やCMなどで公開するものと思われる」と話す。そして、「キム・ヨナがレッドデビルズの一員になり、韓国代表を励ましてくれれば、いい成績が挙げられるだろう」と期待を込めて語った。

イ・ゴン記者

スポーツ朝鮮/朝鮮日報日本語版

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