EマートVSハイマート、家電製品の値下げ競争
「大型店舗の実力をみせてやりたい」(Eマート関係者)
「これを機に、家電製品専門販売店の底力が分かるだろう」(ハイマート関係者)
韓国最大規模の大型スーパーであるEマートは最近、主要家電製品の値下げを実施した。それに伴い、大型家電量販店ハイマートと激しい競争を繰り広げることになった。
Eマートは今月11日から冷蔵庫やテレビ、洗濯機など12の商品を対象に、最大で28%の値引き販売を行っている。今年初めの豚バラ肉、最近の辛ラーメンに続き、今回は家電製品の値引きで買い物客の関心を引こうとしているのだ。
これに対してハイマートは翌12日から、主力製品を対象に最大で50%の値引きセールを実施した。ハイマートは通常、4月にセールを行っていたが、今年はEマートが先に家電製品の値引きを打ち出したため、セールの時期を1カ月ほど前倒ししたのだ。
両社の値引き競争は、韓国で大型スーパーや量販店が広まり始めた2000年代初め以来、10年ぶりのことだ。両社とも自分たちが勝つことを確信している。
Eマートは「基本的に大型スーパーの強みは、来訪客の数が非常に多いという点だ。これまで家電量販店で製品を購入していた顧客も数多く訪れている」とコメントした。一方のハイマートは、Eマートの大幅値引きは長くは続かないと予想している。ハイマートは「家電製品は売り場に陳列するだけで売れるようなものではなく、販売員の専門的な知識が必要になる。10年以上にわたり家電製品を取り扱い、ノウハウを積み上げてきたハイマートに勝てはしないだろう」と強気だ。
ハイマートは昨年、過去最大となる2兆7000億ウォン(約2150億円)の売上高を記録し、業界1位となった。一方のEマートは、大型スーパーとしては異例ながら、家電製品での売上高だけで1兆ウォン(約800億円)を記録し、家電販売でのダークホースとして注目を集め始めた。そのため、両社とも家電販売には勢いと自信がある。業界関係者は「競争力のある新しい製品をどれだけ確保して販売できるか。これが勝敗のカギを握るだろう」と予想した。
卓相勲(タク・サンフン)記者
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