長崎市内の中学校校長が生徒ら２００人あまりの個人情報が入ったファイルを持ち帰り、自宅のパソコンからインターネット上に流出させていたことが分かった。 情報を流出させたのは、長崎市立江平中学校の５１歳の男性校長。 市によりますと校長は３年程前から個人情報が含まれる校務用のファイルを持ち帰り、自宅で作業していたが２１日、「シェア」と呼ばれるファイル共有ソフトでセキュリティーソフトを取り込んだ際、ウイルスに感染。 パソコン内にあった生徒や卒業生２００人あまりの住所や電話番号などが流出したということ。 市教委によりますと、これまでに流出した個人情報が悪用されたという報告はないということですが、流出したファイルは少なくとも６０件以上にのぼるとみられていて、市教委は情報流出の実態を調べるとともに校長の処分を検討している。

平和活動に取り組む広島・長崎の中学高校生が作った平和宣言文が２２日、世界に指導者たちに送られた。 平和宣言文を作ったのは、長崎で核兵器廃絶を求める署名活動を続ける高校生と広島で平和活動を行っている中学・高校生。 ２つの被爆地の高校生は、これまで別々に活動していたが、力を合わせて核兵器を廃絶しようと昨年１１月から一緒に平和宣言を作った。 平和宣言文ではたった１発によって人々が無残に死んでいく核兵器の恐怖を強調。 広島・長崎の悲惨な歴史を繰り返してはならないと訴えている。 その上で「核兵器や武力ではなく対話と信頼で平和を築こう」「世界平和のためにあなたが今できることを考えて下さい」と呼びかけている。 この宣言文は、日本語をはじめ英語、ロシア語、アラビア語、中国語など１０ヶ国語に翻訳され２２日、アメリカのオバマ大統領やロシアのメドベージェフ大統領、北朝鮮の金正日総書記など核保有国をはじめ世界の１９５の国と地域の指導者に送られた。 高校生たちは、この平和宣言がきっかけとなって核兵器廃絶を求める被爆地の声が世界に広がればと期待している。

２２日午後、松浦市の漁港の防波堤から軽乗用車が海に転落し、車を運転していた男性が死亡した。 ２２日午後２時前、松浦市御厨町の漁港で軽乗用車が防波堤から３メートル下の海に転落していると近くで釣りをしていた人から消防へ通報があった。 駆けつけた消防と警察が海中から車を引きあげ、中にした御厨町の養豚業・尾�ｱ長次さん７０歳を救出したが、尾崎さんは搬送先の病院でまもなく死亡が確認された。 警察の調べでは尾崎さんは、午前中から塩を取る目的で海水を汲みにひとりで海に出かけていたということ。 引き揚げられた車のギアはドライブになっており、尾�ｱさんはシートベルトをつけていたということ。 警察は尾�ｱさんが何らかの原因で海に転落したとみて原因を詳しく調べている。

２２日午後、西彼・時津町にあるリサイクル工場で、フォークリフトが転倒し、作業をしていた女性が大ケガをしました。 ２２日午後３時ごろ、西彼・時津町のリサイクル工場で古紙の塊を吊り下げていたフォークリフトが転倒した。 この事故でフォークリフトを操作していた５６歳の女性作業員が下敷きとなり左腕に大ケガをした。 当時、工場は操業中で回収した古紙の塊をフォークリフトで持ち上げ、細かくほぐしながらコンベアに載せる作業をしていたという事。 警察は古紙の塊を入れた袋の紐がコンベアに巻き込まれフォークリフトのバランスが崩れたのではないかとみて調べている。

絶滅の危機がある国の天然記念物であるツシマヤマネコの飼育に、佐世保市のいしだけ動植物園が取り組むことになり繁殖施設が２２日、公開された。 佐世保市のいしだけ動植物園にキャットウォークと呼ばれる専用の通路が設置されたツシマヤマネコの飼育舎が完成した。 日本では長崎県の対馬だけに生息するツシマヤマネコ。 国の補助事業として、いしだけ動植物園では対馬を除いては県内ではじめてツシマヤマネコの繁殖事業に取り組む。 来月から国の天然記念物であるツシマヤマネコの飼育を始めるため、新たに専門飼育員も採用して受け入れ準備を進めている。 いしだけ動植物園ではオス２頭、メス３頭を譲り受け、産まれた子どもを野生に戻す計画をたてている。 飼育舎は基本的には非公開で今月２８日だけ一般公開され、開園５０周年となる来年にはツシマヤマネコ自体を公開したいとしている。

食を通して農業の役割や重要性を知ってもらおうという「食農教育」についてのフォーラムが２２日、長崎市で開かれた。 このフォーラムは農業も盛んな長崎県のことを食を通じて知ってもらおうと、長崎県ＪＡグループが開いたもので、消費者やＰＴＡ関係者などおよそ４００人が参加した。 ＪＡ佐世保地区青年部の発表では、広田小学校の児童と行った農業体験学習がＪＡ全国青年大会の最高賞を受賞したことが報告された。 参加者の楽しみの一つはお昼の地産地消「よい食」弁当。 島原市の大根や五島市のアスパラなど全て県内産の食材を使ったお弁当を楽しんだ。 お弁当を食べた女性は「地元・長崎の物で、こんなにたくさんの食べ物が作れる。 とっても美味しく頂け、子供も喜んでたべてます」と堪能していた。 ＪＡ長崎県グループでは今後、小学校での農業体験学習や地産地消の学校給食を増やすなどの取り組みを進めたいとしている。

２１日夜遅く、佐世保市で住宅１棟を全焼する火事があった。 この火事によるケガ人はいなかった。 ２１日夜１１時５０分すぎ、佐世保市白木町の無職・大久保昌子さん５３歳の家から火が出ていると近所の人から１１９番通報があった。 火はおよそ１時間後に消し止められたが、木造２階建ての住宅１棟、およそ１３０平方メートルが全焼した。 大久保さんは、息子と２人暮らしで出火当時、外出しており、ケガ人はいなかった。 警察と消防で実況検分を行い火事の原因を調べている。

２１日、北松・江迎町で大型バイクがガードレールに衝突し、バイクを運転していた男性が死亡した。 ２１日午後２時半ごろ、北松浦郡江迎町の県道で佐世保市権常寺１丁目の商店経営・迎隆光さん３２歳の運転する大型バイクが、センターラインを超え道路右側のガードレールに衝突した。 この事故で迎さんは頭などを強く打ち、事故からおよそ２時間半後に死亡した。 現場は、片側１車線の左カーブでバイクは、反対車線のガードレールに衝突しており警察で事故の原因を調べている。

２１日夜、南島原市で酒を飲んで車を運転し衝突事故を起こしたとして、53歳の男が現行犯逮捕された。 逮捕されたのは南島原市深江町の土木作業員・横田稔容疑者53歳。 横田容疑者は２１夜８時半過ぎ、近くの広域農道で酒を飲んで普通乗用車を運転していたところ、センターラインをはみ出し対向してきた普通乗用車と衝突した。 ケガ人はいなかった。 通報で駆けつけた警察が調べたところ、横田容疑者から基準値を超えるアルコールが検出されたため、酒気帯び運転の疑いで現行犯で逮捕した。 警察で飲酒の状況などについて調べている。

２１日、対馬市で知人を殴るなどしてケガをさせたとして、男が暴行などの疑いで逮捕された。 逮捕されたのは対馬市厳原町豆酘の無職・本石久雄容疑者52歳。 警察の調べでは、本石容疑者は２１日午後３時ごろ、近くに住む61歳の男性とその親戚の69歳の男性に対して、肩や顔を殴るなどの暴行を加え、そのうち一人に全治およそ２週間のケガをさせた疑い。 通報で駆けつけた警察官が犯行を確認し、本石容疑者を暴行と傷害の疑いで逮捕した。 本石容疑者と男性らは土地の境界を巡って揉めていたということで、警察で詳しい経緯を調べている。