最終更新: 2010/03/22 18:07

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福岡・能古島女性切断遺体事件 女性の携帯電話に不審な通話履歴なし

福岡市の能古島(のこのしま)で女性の遺体の一部が見つかった事件で、被害者の女性が使っていた携帯電話には、不審な通話履歴がなかったことが新たにわかった。
博多湾に浮かぶ能古島で、福岡市博多区の会社員・諸賀礼子さん(32)の遺体の一部が見つかってから22日で1週間。
潮が引いたのを見計らって、22日も海岸の捜索が始まった。
捜査本部は、見つかっていない遺体の部分の捜索範囲を、能古島周辺から福岡市市街地側まで拡大している。
捜査関係者によると、諸賀さんの遺体の切断には、複数の鋭利な刃物が使われていたという。
警察は、諸賀さんの自宅近くのホームセンターで刃物の購入履歴を調べるなどしている。
また、諸賀さんの個人用の携帯電話はまだ見つかっていないが、捜査本部がその電話の通話履歴を調べたところ、不審な点は見あたらなかったことが新たにわかった。
犯人が事前に諸賀さんと待ち合わせをするなどしていないとすれば、帰宅を待ち伏せしていた可能性もあるとみられている。
諸賀さんは3月5日午後7時ごろ、勤務先から車でおよそ40分かけて帰宅したとみられ、そして6日午前5時ごろ、ゴルフコンペ参加のため、同僚が迎えに来た時には、姿を消していたという。
諸賀さんを知る取引先の人は「(その話を諸賀さんとしたのは)1年か2年の間でしょうね。『年も年なんだけど、誰かつきあっているいい人おるね?』と聞いたら、『いません』って言ったから。男性の影がちらついていた感じはあまりなかったですね」と語った。
会社や関係先などによると、トラブルを抱えている様子はなかったという。
諸賀さんを知る取引先の人は「(悩んでいる姿は?)そういう面は、あまり仕事上で見せてなかった気がしますね。なんかあったのでしょうけど、こういう問題が起きたということはね」と語った。
捜査本部は、交友関係などを中心に、さらなる捜査を続けている。

(03/22 17:23 テレビ西日本)


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