防衛大学校の卒業式で訓示する鳩山首相=22日午前、神奈川県横須賀市 首相「日米同盟に揺るぎない」 防大卒業式で訓示鳩山由紀夫首相は22日午前、防衛大学校(神奈川県横須賀市)の卒業式で訓示し、日米安全保障条約の改定から50年を迎える節目の年であることを踏まえ「日本は日米同盟を基軸として自らの防衛に備えることをしてきた。その方針は鳩山内閣においても揺るぎなく継続する」と強調した。 同時に「近隣諸国との間に信頼醸成と相互依存のネットワークを張り巡らせ、守るべき共通のルールを構築していくことこそわが国の安全保障戦略上、不可欠だ」と指摘。ハイチの国連平和維持活動(PKO)やソマリア沖海賊対策といった国際貢献で自衛隊が役割を果たしていることを評価した上で「この貴重なアセット(財産)を日本外交のために戦略的に使いたい」と述べた。 また、新たな「防衛計画の大綱」の年末までの策定に関連し「選択と集中の視点が欠かせない」と強調。「単に装備を持っていれば安全保障が確保されるわけではない。」と述べ、防衛予算の無駄削減に取り組む考えを示した。 【共同通信】
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