NTFS におけるファイルとフォルダの日時について

日時に関するファイルのプロパティ

• ファイルを C:\fat16 から C:\fat16\sub にコピーすると、コピー前の更新日時が保たれますが、作成日時はコピー時の日時に変更されます。
• ファイルを C:\fat16 から C:\fat16\sub に移動すると、更新日時も作成日時も移動前のままに保たれます。
• ファイルを C:\fat16 から D:\NTFS にコピーすると、コピー前の更新日時が保たれますが、作成日時はコピー時の日時に変更されます。
• ファイルを C:\fat16 から D:\NTFS に移動すると、更新日時も作成日時も移動前のままに保たれます。
• ファイルを D:\NTFS から D:\NTFS\SUB にコピーすると、コピー前の更新日時が保たれますが、作成日時はコピー時の日時に変更されます。
• ファイルを D:\NTFS から D:\NTFS\SUB に移動すると、更新日時も作成日時も移動前のままに保たれます。
• 以上のどのケースにおいても、ファイルのプロパティが変更されない限りファイルの更新日時は変わりません。一方、ファイルの作成日時が変更されるかどうかは、ファイルがコピーされたか移動されたかによって決まります。

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日時に関するフォルダのプロパティ

• NTFS パーティションに、D:\NTFS1 と D:\NTFS2 という 2 つの新しいフォルダを作成すると、作成日時と更新日時が同じになります。
• D:\NTFS2 フォルダを D:\NTFS1 フォルダ内へ移動して D:\NTFS1\NTFS2 を作成すると、以下の現象が発生します。
  1. D:\NTFS1 - フォルダの作成日時は変わらず、更新日時が変更されます。
  2. D:\NTFS1\NTFS2 - フォルダの作成日時も更新日時も変更されません。
  この現象は、実際はフォルダの移動であっても、MFT (マスタ ファイル テーブル) では D:\NTFS1 フォルダ内に新しいフォルダが作成されたと見なされるために発生します。
• D:\NTFS2 フォルダを D:\NTFS1 フォルダ内にコピーして D:\NTFS1\NTFS2 フォルダを作成し、コピーが完了しても D:\NTFS2 フォルダがまだ存在するとき、以下の現象が発生します。
  1. D:\NTFS1 - フォルダの作成日時は変わらず、更新日時は変更されます。
  2. D:\NTFS2 - これは元のフォルダであるため変更は一切発生しません。
  3. D:\NTFS1\NTFS2 - フォルダの作成日時も更新日時も、コピーを行った日時に変更されます。
  この現象は、実際はフォルダのコピーであっても、MFT (マスタ ファイル テーブル) では新しいフォルダが作成されたと見なされ、新たな作成日時および更新日時が割り当てられるために発生します。
  
  注 : FAT ファイル システムの場合、更新日時に関する仕様と動作は NTFS とは異なります。FAT ファイル システム上では、フォルダの中身が変更されていてもフォルダの更新日時は変更されません。たとえば D:\FAT1 と D:\FAT2 がある場合に D:\FAT2 を D:\FAT1 にコピーまたは移動すると、D:\FAT1 の作成日時と更新日時は、コピーまたは移動前と同じになります。

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