開星―向陽 3回表開星1死一、二塁、岩田の打球を遊撃手森が好捕、併殺とする。二塁走者岡=小玉重隆撮影
開星―向陽 4回表開星1死、出射のゴロを捕球する投手藤田=飯塚晋一撮影
開星―向陽 4回裏向陽2死一、三塁、大槻は右前に先制の適時打を放つ。捕手出射=水野義則撮影
開星―向陽 9回表開星無死一塁、白根は適時二塁打を放つ=水野義則撮影
(22日、向陽2―1開星)
一球速報はこちら21世紀枠の向陽が春夏通じて45年ぶりの勝利をあげた。4回、四死球と敵失などで2死一、三塁とすると大槻、長田の連続適時打で2点を先制。先発の藤田は球を低めに集める丁寧な投球で完投。開星は9回無死一塁、白根の左中間適時二塁打で1点を返したが、及ばなかった。
○西岡主将(向) 「少ないチャンスをものにすることができた。先輩たちが築いた伝統に、自分たちで新たな歴史を積み上げていきたい」
○森(向) 3回に強烈な遊ゴロを好捕、併殺にして試合の流れを呼び込んだ。「守りの位置を少し二塁寄りにした。体を入れて捕った」
●江本主将(開) 「低めの球を振るなと言われていたが、どうしても振ってしまった。何がなんだか……。負けた気がしません」
●出射(開) 三塁手前で大きくはねる安打1本のみで、昨秋5本塁打の打力は不発。「相手投手は直球が思ったよりきていた。夏はもっと打たないと勝てない」
●野々村監督(開) 「選手は一生懸命やった。向こうの気持ちが強かったんでしょう。21世紀枠に負けたことは末代までの恥です」