パレスチナ自治区・ヨルダン川西岸で、パレスチナ人とイスラエル軍が衝突し、16歳のパレスチナ人の少年が死亡しました。
ヨルダン川西岸などでは20日、投石を行うパレスチナ人とイスラエル軍との衝突が相次ぎ、AP通信などによりますと、16歳のパレスチナ人の少年が撃たれて死亡しました。イスラエル軍は「催涙弾やゴム弾は使用したが、実弾は撃っていない」と主張しています。
イスラエルが今月、東エルサレムに新たな入植住宅1600戸を建設することを承認したことなどから、イスラエルとパレスチナ自治政府との和平交渉は、開始が困難な状況となっています。
この日、ヨルダン川西岸で会見した国連のパン・ギムン事務総長は、イスラエルによる入植活動について「国際法に違反しており、停止しなければならない」と述べ、改めて凍結を求めました。(21日03:12)