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戸田市長に神保氏4選

2010年03月21日

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支持者らと万歳して当選を喜ぶ神保国男氏(中央)=戸田市新曽

 8年ぶりの選挙戦となった戸田市長選は21日投開票され、無所属現職の神保国男氏(67)が、前市議の高橋秀樹氏(63)=民主、連合埼玉推薦=、弁護士の大塚信雄氏(53)、印刷業の今家元治氏(70)の無所属新顔3氏を破って4選を果たした。当日有権者数は9万1804人。投票率は38.58%だった。
 当選の報に同市新曽の神保氏の選挙事務所は歓声に包まれた。神保氏は「将来ビジョンを示し実績を評価してくれたことが勝因」と語り「今まで以上に市民の意見を聴き、安心して暮らせる街づくりをしたい」と抱負を述べた。
 神保氏は県議初挑戦のころから約30年の歴史を誇る強固な後援会組織や市議会与党会派などの支援を受け、選挙戦を優位に進めた。財政健全化の堅持を前提に「住みよい街を一緒に作ろう」と市政の継続を訴え、浸透を図った。
 民主党県連の全面支援を受けた高橋氏は「戸田でも政権交代を」と訴えたが、陣営が懸念した「風の失速」も影響し、支持は広がらなかった。
 市長交代を掲げる「市民の会」などの支持を受けた大塚氏は、福祉政策を中心に市政の転換を強調したが、出遅れもあって及ばなかった。
 今家氏は、雇用創出などの経済対策を前面に「スピーディーな経済人の感覚で新しい市政を」と訴えたが、浸透し切れなかった。

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