エルサレム(CNN) パレスチナ自治区ヨルダン川西岸のナブルス近くで20日、パレスチナ住民とイスラエル軍兵士が衝突、銃撃を受けたパレスチナ人の16歳少年が死亡、別の少年が頭部を撃たれ、重体に陥った。ナブルスにある病院医師が明らかにした。
重体の19歳青年もその後、病院で死亡した。
イスラエル軍の報道担当は、ナブルス南部郊外で不法な暴動が起き、数十人規模のパレスチナ人がイスラエル軍車列に接近したと指摘。ただ、規制で実弾は使っていないとも主張した。16歳少年らにはゴム弾を使用したとしている。
パレスチナ人団体は声明で、パレスチナ人のデモは、ユダヤ人入植地近くにある自らの土地への行き来が規制されていることに抗議するのが目的だったと説明。衝突現場にいた同団体メンバーの証言として、イスラエル軍は村落へ戻ろうとしたデモ隊に催涙弾とゴム弾を発射し、衝突が起きたとしている。
軍は、投石した少人数の若者グループに発射したという。