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7日に投票が行われたイラク国民議会選挙。フセイン政権崩壊後2回目となる議会選挙だが、シーア派とスンニ派の宗派対立の構造が依然残る中、米軍撤退後のイラクに安定した政権を築くことが出来るかどうかが焦点となっている。投票日、有権者は選挙にどう臨んだのか?治安は確保されたのか?現地から最新状況を報告するとともに、スタジオに専門家を招き、イラクの安定と自立に向けた道筋を探る。
出演:吉岡明子(日本エネルギー経済研究所) バグダッド駐在記者 |
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北朝鮮から命からがら脱出したものの、定住先の韓国で独居老人として暮らすしかない高齢の脱北者たち。生活習慣や考え方の違いから自暴自棄になったり、自殺を図ったりするケースが後を絶たない。こうした中、1人の脱北者が仲間に呼びかけ、「脱北者シルバー演芸奉仕団」を結成した。近所の老人ホームや障害者施設で歌や踊りを披露する、脱北者によるボランティア団体だ。メンバーに“人の役に立っている”という心の支えを与えるとともに、地域の住民に脱北者の存在を知らせ、一生懸命な姿を見てもらうことで脱北者のマイナスイメージを払拭するのが狙いだ。韓国社会で生き抜こうとする脱北者の取り組みについて、現地から報告する。
出演:木村洋一郎(ソウル支局ディレクター) |
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中国の向こう1年間の政策を話し合う全人代・全国人民代表大会が今月5日から始まった。中国政府にとって最重要課題は、国内の安定をどう確保するかだ。いま政府は、経済成長とともに“権利意識”を強める国民にどう対応するか、苦慮している。広州では新たなゴミ焼却施設をめぐって、住民が地元政府に激しく抗議しているが、これまでのように力でおさえつけるわけにはいかず、政府は打開策を見出せずにいる。また民族問題にどう対処するかも大きな課題だ。中国政府は今年初め、チベットの経済発展・開発に力を入れる方針を打ち出し、ダライラマ14世の特使とも1年2か月ぶりに対話を再開した。高まる市民の権利意識と民族問題。不安定要因が高まる中、中国政府は社会の安定をどう保とうとしているのか、現地からのリポートで伝える。
出演:吉岡淳平(中国総局記者)*中継・リポート 石井一利(広州支局記者)*リポート
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内戦が終結したばかりのスリランカでは、今、オーストラリアをめざす難民が急増している。スリランカ当局は難民取り締まりを強化、スリランカを逃げ出そうとする多くの難民を海上で逮捕しているが、それでもオーストラリアを目指す人々は後を絶たない。スリランカでは去年5月に、政府軍がタミル人の反政府武装組織「タミル・イーラム解放のトラ」を制圧、長い内戦を終結させたが、この掃討作戦で家を失った多くのタミル人が今も避難民キャンプで暮らし、就職もできないまま、厳しい生活を続けている。スリランカにいても明るい展望はないと多くのタミル人が危険をおかしてオーストラリアをめざしているのだ。スリランカ脱出を試みて失敗したある家族を取材した豪ABCのリポートをもとに、スリランカでタミル人が置かれている厳しい現実について伝える。
出演:足羽與志子(一橋大学教授) |
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イランの核開発を阻止するためなら先制攻撃も辞さないとしているイスラエル。イランからの報復攻撃に備えて国民に防毒マスクを配布するなど、国内ではにわかに緊張感が高まっている。こうした中、イスラエルに自制を求めるため、アメリカのバイデン副大統領が8日、イスラエルを訪問し、イランの核開発への対応について話し合うこととなっている。イスラエルは軍事攻撃に踏み切ってしまうのか。イスラエルとアメリカの協議の行方を、現地から報告する。
出演:田中浩一郎(日本エネルギー経済研究所) 飯島大輔(エルサレム支局記者) |
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中国では今、マンションや住宅の建設が活発化するのにともない、住民が「立ち退き」を強いられるケースが頻発、トラブルが急増している。四川省では住民が抗議の焼身自殺を行う様子が報じられるなど、人々の怒りは頂点に達している。中国政府も重い腰をあげ、暴力的な立ち退きの禁止などを盛り込んだ新たな法令づくりに乗り出した。成長中国の負の側面をリポートする。
出演:田中正良(中国総局記者) |
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アメリカの若者は、なぜイスラム過激思想に走ったのか |
イスラム過激派の活動に関与していたとして、昨年12月にパキスタンで逮捕されたアメリカ生まれの若者5人。彼らの公判がまもなくパキスタンで始まる。アメリカで生まれ育った若者たちが、なぜイスラム過激派の思想に感化されてしまったのか。5人が住んでいたバージニア州の街を取材したイギリスBBCのリポートをもとに、アメリカの若いイスラム教徒が置かれている現状を探る。
出演:飯塚正人(東京外語大学教授) |
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ソマリア難民キャンプに”光”を見つけて 〜アグネス・チャンさん報告〜 |
20年近くにわたって無政府状態が続いているソマリア。第二の都市・ハルゲイサには、内戦が激しい南部から多くの避難民がやっとの思いでたどりついている。多くは家族を失い暴力的迫害を恐れた人々だ。国際社会からの援助がほとんど届かないなか、避難民キャンプでは互いが協力して学校の運営も始まっている。中心的な役割を果たしているのが女性たち。彼女たちは教育や衛生環境改善のために次世代となる子供たちへの研修を進めている。厳しい環境のもと、将来の希望を語り始めたソマリアの子供たち。現地を訪問した日本ユニセフ協会大使のアグネス・チャンさんをスタジオに招き、ソマリアの人たちが置かれている現状について聞く。
出演:アグネス・チャン(日本ユニセフ協会大使) |
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「クロマグロ(本マグロ)は絶滅のおそれがある」として、国際取引を全面禁止すべきだという議論がヨーロッパを中心に高まる中、大西洋のクロマグロの国際取引の全面禁止を求める提案が、地中海の小国・モナコにより出された。13日からカタールで開かれるワシントン条約締約国会議で議論を前に、すでにヨーロッパ各国をはじめ、アメリカも取引禁止を支持する姿勢を示しており、クロマグロの世界最大の消費国である日本は今、厳しい状況に追いつめられている。クロマグロの国際取引は禁止されてしまうのか。日本の食卓への影響は。先頭に立って禁止を主張するモナコ、いっぽうヨーロッパの中でも反対の立場をとる漁業関係者などの取材を通じ、議論の行方を見据える。
出演:末永芳美(東京海洋大学教授) 味田村太郎(ヨーロッパ総局記者) 小島晋(ブリュッセル支局記者) |
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映画「グリーン・ゾーン」 ハリウッドが描く イラク戦争の“真実” |
2003年、イラク戦争下のバグダッドで、大量破壊兵器の行方を追うアメリカ陸軍兵士の姿を描いた映画「グリーン・ゾーン」。主人公が大量破壊兵器などどこにもないことを発見する過程が描かれていく。監督・主演は大ヒットアクション映画「ボーン・スプレマシー」「ボーン・アルティメイタム」で知られるポール・グリーングラス監督とマット・デイモン。ハリウッドのヒットメーカーコンビがイラク戦争の“真実”を描く映画に込めたメッセージとは。グリーングラス監督とマット・デイモンにインタビューした。 |
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