サーブが決まり握手を交わす田中・溝江ペア、(中央は)ガックリする菅山=川崎市の川崎マリエン(撮影・持木克友)
「ビーチバレー、JBVツアー予選大会」(20日、川崎マリエン)
「かおる姫」こと菅山かおる(31)、浦田景子(32)=ともにWINDS=の新ペアは準々決勝で敗れ、決勝進出の2チームに与えられる今季のツアーのシード権を逃した。
初陣を優勝で飾ることはできなかった。初戦となった2回戦はストレート勝ちしたが、準々決勝は逆にストレート負け。菅山は「コンビネーションでは負けていなかったが、詰めが甘かった」と悔しさをにじませた。
ビーチバレーに転向した昨年はペアを固定できなかった。菅山は「パートナーがころころ変わり、コミュニケーションの大事さを感じた」と振り返る。昨年10月に浦田景とコンビを結成。「姫」「景さん」と呼び合い、今年1月には米ロサンゼルスで合宿を行うなど、今季はこのペアで1年戦うつもりだ。
今季のシード権は逃したが、ワイルドカードでのツアー参戦のチャンスはある。姫は「次は負けられない」と雪辱を誓った。
(2010年3月20日)