2010年01月22日
「遺骨収集シンポジウム」
1月19日、大阪にて「第二回遺骨収集シンポジム」(主催・産経新聞)が大阪市中央公会堂にて開催されました。
会場は1000人以上の方々で満員でした。
私はいつものカメラマンとして、また空援隊のメンバーとして偉そうにも最前列で聞いておりました。
講演が始まり、会場がグイグイと野口健さんの話に食い込まれていくのが、体で感じてしまいました。健さんは「寡黙な登山家」と言っておりますが、彼の話は本当に上手いんです。最前列で後は見えませんが、それを熱気が伝わってくる講演会でした。
私は知っている話が殆どですが、それを会場の参加された皆さんがどのように感じるかが非常に気になって聞いていたのですが、何故か涙があふれてしかたありませんでした。何やろうかただ涙もろくなっただけかとも思いましたけれど。
シンポジウムは2部構成で、
一部は野口健の講演 二部はパネルディスカッションです。
改めて「何故、今遺骨収集を行わなければいけないのか?」
「今後の遺骨収集への取り組みの問題点」が話合われました。
健さんのトークは今回はお笑いネタは一切なしでした。全員真剣そのものです。
パネルディスカションでは空援隊 理事の倉田さんのトークも非常に訴えるものがあり、現状、現地で3万体もの遺骨を確認できているが、予算が3億円あれば帰還できるんだが、その予算がない。民間機で積んで帰るというのも重量の面で問題があり、航空自衛隊のC-130を現地へ飛ばすことができないか?
しかし、それも政権交代で白紙に戻った状態です。
今日はここまで、なんか目茶苦茶忙しくって朝にこれを書き出したんですが、もう5時過ぎです。またお客さんが来られるので、後日アップします。
すみません。
続き
今回のシンポジウムは倉田隊長、笹 幸恵(ジャーナリスト)野口健氏と産経新聞記者の喜多由浩氏の面々ですが、全員「現場主義」でみなさん、現地へ一度ならず幾度と無く遺骨収集へ行かれた方々で、話が「だろう」「と聞いてます」ではなく、すべて「だった」と断言する口調で、机上の空論ではない所が会場に伝わったと感じました。
あの空気では誰も席を立つ方もいなく、寝る方もいませんでした。
でも、終わってから健さんも倉田さんも「どうやった」って聞いてこられるんで、「最高でしたよ知ってる話なんですが、何故か感動しました。」とお伝えしました。
やっている立場では客観的には判らないもんなんですよねえ
で、講演が終わり、健さんが「藤岡さん、痩せたんじゃない痩せたよねえ顔が小さくなったよねえ
走ってるの」
ダイエットを正月明けからスタートして、野口健さんが初めて気づいてくれました。
これってメチャクチャ嬉しい出来事でした。
次回の3月の遺骨収集は非常に危険な場所へ行く予定です。それに向けてのダイエットなんですが、この話は別にお話します。