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土地情報など個人データ紛失 多賀城市の委託業者

 宮城県多賀城市は20日、土地に関する情報の処理や保管を委託しているパスコ東北事業部(仙台市宮城野区)の社員が、市内すべての土地4万7764件の地番や所有者の氏名、住所名などの情報が入ったハードディスク(HD)を紛失した、と発表した。HDには宮城県のほかの自治体や福島県の自治体の情報も含まれている可能性があるという。

 市によると、HDに記録された土地所有者の個人情報は約1万3500人分に上る。同市の航空写真の画像も含まれていたが、20日現在、情報が悪用された事実は確認されていないという。

 17日午後6時ごろ、パスコ東北事業部の情報処理担当の社員が、福島県柳津町役場のサーバー室でHDを使う仕事をした後、紛失に気付いたという。東北事業部は19日午後になって多賀城市に事実関係を報告し、福島県警に紛失を届けた。

 パスコ東北事業部は「HDにほかの自治体の情報が含まれている可能性があり、早急に調べたい」と説明。

 多賀城市税務課は「ほかの自治体の情報もHDに入っていれば、業者に示した市の個人情報取扱基準に反する。業者に厳重注意し、さらなる調査の報告を求めた」と話している。


2010年03月21日日曜日

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