2010年03月21日
フィリピンから戻ってからの日々
フィリピンから帰国してからというもの寝れない夜が続きました。1つにはご遺骨を発見しながらも収集活動が実現しなかったこと。洞窟の中のあの光景が未だに脳裏に焼きつき頭から離れない。
そして次にやはり週刊誌(週刊文春)で報道された内容です。私は過去に5回、遺骨調査、収集活動に参加していますが、あの現場では一切の偽りも感じなかった。ジャングルを彷徨い可能な限り永遠とある洞窟の中を入っては遺骨を探しました。発見できない日も当然あり、それどころか地元の村人の案内で山奥の洞窟に案内された時のこと。どうみても小さな頭蓋骨に倉田宇山氏は「これは子どもの骨だ。日本兵じゃない」とその骨には手をつける事もなく現場を去りました。犬の骨が置いてあったこともあります。したがって遺骨収集活動には慎重でした。無条件で持ち帰っているわけではありません。
まずは現地(地元民)の情報
土地所有者の証言
地域の行政府のトップの了解を公正証書にし、フィリピン博物館の鑑定を得て国立博物館(大統領府直轄)から日本兵の遺骨であるという証明書をもらう。
その後、日本大使館に運び日本大使館から日本兵のご遺骨だと証明書を発行し日本に送還している。
といった手順を踏んでいます。
したがって私たちが発見したご遺骨を勝手に日本に持ち帰っているわけではありません。
もし、仮に週刊誌で報道された事を、空援隊が組織的に、また意図的に行っていたとするのならば当然の事ながら空援隊は即刻解散しなければならない。
週刊文春の大平記者からご連絡を頂きました。一緒のフィリピン行きにご理解を頂けたようです。疑惑を抱かれたわけですから、社会的な活動をしている以上、活動は公にされるべきですし、今までも公にして参りました。実際に今までも我々の活動現場には複数の報道機関が同行してきました。
フィリピンでの活動直後の騒動であり、幾分か感情的になったことはその通りです。人間が出来ていないと言われればそれまでですが、私は大平記者と喧嘩をするために「一緒に現場に来てください」とメッセージを送ったわけではありません。私たちの活動を実際に見て頂きたい。そして疑惑の1つ1つを取材して頂きたい。もし私の知らない世界があったとするのならば知りたいし、知らなければならない。
私たちがフィリピン人の墓荒らしを行ってまで骨を集める必要がどこにあるのだろうか。実際にフィリピン国内において墓や骨が保管されている倉庫が荒らされ、骨が盗まれているといった被害届が提出されたとの情報は確認されておりません。
そのような疑惑をもたれた事がとても残念であり、悲しいものです。ただし、もし仮に報道された事が空援隊によって組織的に、また意図的に行われていたとするのならば、それは社会的に許される行為ではありません。繰り返しになりますが空援隊は解散です。
なぜ、私が遺骨収集活動を始めたのか。国のために戦い亡くなっていった方々に対して冷たい国は滅びていく。故にこれから先の日本のためにも遺骨収集活動は続けなければなりません。そして、最後に。今日も空援隊のメンバーがフィリピンの過酷な現場で遺骨収集のために必死になって汗を流しています。
そして次にやはり週刊誌(週刊文春)で報道された内容です。私は過去に5回、遺骨調査、収集活動に参加していますが、あの現場では一切の偽りも感じなかった。ジャングルを彷徨い可能な限り永遠とある洞窟の中を入っては遺骨を探しました。発見できない日も当然あり、それどころか地元の村人の案内で山奥の洞窟に案内された時のこと。どうみても小さな頭蓋骨に倉田宇山氏は「これは子どもの骨だ。日本兵じゃない」とその骨には手をつける事もなく現場を去りました。犬の骨が置いてあったこともあります。したがって遺骨収集活動には慎重でした。無条件で持ち帰っているわけではありません。
まずは現地(地元民)の情報
土地所有者の証言
地域の行政府のトップの了解を公正証書にし、フィリピン博物館の鑑定を得て国立博物館(大統領府直轄)から日本兵の遺骨であるという証明書をもらう。
その後、日本大使館に運び日本大使館から日本兵のご遺骨だと証明書を発行し日本に送還している。
といった手順を踏んでいます。
したがって私たちが発見したご遺骨を勝手に日本に持ち帰っているわけではありません。
もし、仮に週刊誌で報道された事を、空援隊が組織的に、また意図的に行っていたとするのならば当然の事ながら空援隊は即刻解散しなければならない。
週刊文春の大平記者からご連絡を頂きました。一緒のフィリピン行きにご理解を頂けたようです。疑惑を抱かれたわけですから、社会的な活動をしている以上、活動は公にされるべきですし、今までも公にして参りました。実際に今までも我々の活動現場には複数の報道機関が同行してきました。
フィリピンでの活動直後の騒動であり、幾分か感情的になったことはその通りです。人間が出来ていないと言われればそれまでですが、私は大平記者と喧嘩をするために「一緒に現場に来てください」とメッセージを送ったわけではありません。私たちの活動を実際に見て頂きたい。そして疑惑の1つ1つを取材して頂きたい。もし私の知らない世界があったとするのならば知りたいし、知らなければならない。
私たちがフィリピン人の墓荒らしを行ってまで骨を集める必要がどこにあるのだろうか。実際にフィリピン国内において墓や骨が保管されている倉庫が荒らされ、骨が盗まれているといった被害届が提出されたとの情報は確認されておりません。
そのような疑惑をもたれた事がとても残念であり、悲しいものです。ただし、もし仮に報道された事が空援隊によって組織的に、また意図的に行われていたとするのならば、それは社会的に許される行為ではありません。繰り返しになりますが空援隊は解散です。
なぜ、私が遺骨収集活動を始めたのか。国のために戦い亡くなっていった方々に対して冷たい国は滅びていく。故にこれから先の日本のためにも遺骨収集活動は続けなければなりません。そして、最後に。今日も空援隊のメンバーがフィリピンの過酷な現場で遺骨収集のために必死になって汗を流しています。
トラックバックURL
この記事へのコメント
1. Posted by LUVLUV 2010年03月21日 03:00
野口さん、こんにちは
しばらくブログの更新がなく心配しておりました。今回の事で受けられたご心痛、察するに余るものかと。
例の記事は読みました。とても残念な内容でした。しかし記者の方から連絡が来て、また一緒のフィリピン行きに理解が得られたとの事、これは大きな前進ですね!そして野口さんの対応、懐の広さに感服しています。
>国のために戦い亡くなっていった方々に対して冷たい国は滅びていく。
全く同感です。野口さんは正しい事をされているのですから。微力ながらいつでも応援してします。
今晩は眠れますように


しばらくブログの更新がなく心配しておりました。今回の事で受けられたご心痛、察するに余るものかと。
例の記事は読みました。とても残念な内容でした。しかし記者の方から連絡が来て、また一緒のフィリピン行きに理解が得られたとの事、これは大きな前進ですね!そして野口さんの対応、懐の広さに感服しています。
>国のために戦い亡くなっていった方々に対して冷たい国は滅びていく。
全く同感です。野口さんは正しい事をされているのですから。微力ながらいつでも応援してします。
今晩は眠れますように
2. Posted by 反転パンダ 2010年03月21日 03:05
小隊長さんのブログを読んでの事だと思いますが、野口さんが自らの行動に偽りが無いとするならば、削除などせず反論すべきだったのではないでしょうか?
今更この様な文章を書いても真実味は伝わってきません。
3. Posted by とうふ 2010年03月21日 04:16
野口さん達の活動を以前から知っていた人々の心はぶれないでしょう。
しかし、これから、もしくは文春の記事をきっかけに空援隊のホームページに辿り着いた人々のために、今回のエントリーで書かれている御遺骨が日本に帰ってくるまでの手順など、必要な情報に辿り着きやすいようにされておくとよいかもしれませんね。
ここ数年のネット上をはじめメディアを使った情報戦はどんどん過酷になっていると思います。
しかしそのほとんどは、嘘は何度も言い続ければ真実になるという方法のバリエーションであると思います。
本当の力にはかないません。
誹謗中傷したい人々につけ込まれるような隙をなるべく作らないようにするためにも、野口さんの情報、空援隊の情報などを知りたいと思う人々が、本当のもの、本当の情報、なるべく隙のない情報に辿り着きやすい環境を整えておくと良いのかもしれません。
お忙しい中大変だと思いますが、空援隊の顧問議員の方々を始め仲間たちとともにがんばってください!
応援しております。
4. Posted by 山口ゆき 2010年03月21日 05:22
ぱっと、HPを開いたら。。また、私、涙してました。と言うか、泣かされています、私の身体をどなたかが借りて。
今日の、ブログ、いつもと感じがちがいました。背負ってからには、どうしての、やらなくてはいけない、野口さんの使命感を察します。
私も、かなり微量ながらにサポートします。野口さんの、言葉が偽りなかったこと、ここで分かりました。
今日の、ブログ、いつもと感じがちがいました。背負ってからには、どうしての、やらなくてはいけない、野口さんの使命感を察します。
私も、かなり微量ながらにサポートします。野口さんの、言葉が偽りなかったこと、ここで分かりました。
5. Posted by みうこ 2010年03月21日 07:20
忙しい毎日、毎日、本当に、お疲れ様。眠れないのって しんどいね、辛いですね。苦しいね。
真実をわかって貰えない人がいて 悔しいね。
健さん、 大丈夫!。健さん
悲しいかな!
地球人類に100%わかって貰うの無理!
真実は伝えてく!
自信持って!俺は毎日頑張ってる!
それでいいんだよ!健さん!今日も1日頑張って 私 ずっと応援するから
6. Posted by ハスユママ 2010年03月21日 07:38
私の知る限りでは、野口健さんはご自分への批判ごときで削除したことはないように記憶しておりますが…。TV出演情報等のお知らせはタイトルごと削除なさることがあり、ハスユが自分のコメントが消えたと嘆いていたことがありましたが…。
今回、ご遺骨を持ち帰るまでの手順がわかるようになっており、理解が深まりました。
また、週間文春の記者さんがフィリピンにご同行されるとのこと、よかったですね。
今回ご同行された鼓動館様のブログにも、ご遺骨調査の様子が詳しく載っておりました。
(前にコメント欄でご自分でご紹介されておりましたので書かせていただきました。)
次のエピソード編、楽しみにしております。
3月14日には、富士山クラブの今年度最後のクリーン活動にハスユとともに参加して参りました。こちらの皆さんも頑張っておりますよ。
7. Posted by ミヤビ 2010年03月21日 08:20
"国のために戦い亡くなっていった方々に対して冷たい国は滅びていく"
確かに、この意見には、同意できますね。
確かに、この意見には、同意できますね。
8. Posted by 野口剛 2010年03月21日 11:27
私も空援隊の一員としてジャングルを歩き洞窟に入った事があります。
バラバラになった御遺骨の大腿骨をつなぎ合わせ色を合わせ懸命に正確な人数を出そうと努力したつもりです。
ここのブログを読まれている方は殆どが健さんの活動に興味をもち、そして賛同されていると私は勝手に思っていますが、最近・外国人参政権反対・や・子供手当て反対・など関係ないものも貼り付けてあり残念に思います…
今まで殆ど削除がなかったのが奇跡な位の素晴らしいブログでした。
小隊長さんのブログも拝見させてもらいましたが私の印象では野口健さんを批判しているモノではなく、私にもアドバイスを与えてくれようとしていました。
人の心とはありがたいものです。
私はこれからも野口健さんと共に進んで行きたいと思っています。
バラバラになった御遺骨の大腿骨をつなぎ合わせ色を合わせ懸命に正確な人数を出そうと努力したつもりです。
ここのブログを読まれている方は殆どが健さんの活動に興味をもち、そして賛同されていると私は勝手に思っていますが、最近・外国人参政権反対・や・子供手当て反対・など関係ないものも貼り付けてあり残念に思います…
今まで殆ど削除がなかったのが奇跡な位の素晴らしいブログでした。
小隊長さんのブログも拝見させてもらいましたが私の印象では野口健さんを批判しているモノではなく、私にもアドバイスを与えてくれようとしていました。
人の心とはありがたいものです。
私はこれからも野口健さんと共に進んで行きたいと思っています。
9. Posted by あい 2010年03月21日 12:51
片山右京さんの時のエントリーでも…コメント内容は、かなり過激な個人攻撃と混乱した文面が乱れました。 でも、削除もなければコメント拒否もなかった…。 何故?今回このような策を取らざる終えなくなったのか?私には、今一スッキリしない。 内容が内容だけに、とても心配になりました。小隊長さんのブログも拝見しましたが、決して健さんを否定している内容ではなかったし…どちらかと言うと、健さんに対して心配なさっている内容でした。あえて、削除する程の意味があったのか?逆に疑問を感じてしまったのは事実です。 健さんに対しては、変わりなく応援していますし、尊敬しています。今回の、この策に対しては、健さんのブログらしくないやり方だな?と、正直感じました。 長々とすいません…。
10. Posted by ひの まる子 2010年03月21日 12:59
いつもながら 頭の下がる思いです。
どんな活動をはじめても、何を喋ろうが、何を行おうが10人十色の人間がいる以上賛成もあれば 反対もある。残念ながら
週刊誌は話題性を中心に記事を書こうとする。週刊文春は読んではいませんが、野口健さん大丈夫!こんなにご苦労をされて 国を支えてくださった方々、日本国の為に亡くなってくださった方々のご遺骨を日本に戻そうと努力されている方々が救われない筈はありません。
この素晴らしい活動をお国の為に亡くなられた方々の為にどうぞ続けて下さいますように。。。私は健さんを信じ そして応援させて頂ます。深謝。
どんな活動をはじめても、何を喋ろうが、何を行おうが10人十色の人間がいる以上賛成もあれば 反対もある。残念ながら
週刊誌は話題性を中心に記事を書こうとする。週刊文春は読んではいませんが、野口健さん大丈夫!こんなにご苦労をされて 国を支えてくださった方々、日本国の為に亡くなってくださった方々のご遺骨を日本に戻そうと努力されている方々が救われない筈はありません。
この素晴らしい活動をお国の為に亡くなられた方々の為にどうぞ続けて下さいますように。。。私は健さんを信じ そして応援させて頂ます。深謝。