大分県教委は20日、教育庁職員と県立学校幹部の定期人事異動(4月1日付)を内示した。教育長からの特命事項を組織横断的に担当する新設の総括調整監(次長級)に冨高松雄総務課長を抜てきする。市町村教委との人事交流促進の一環として、教育次長(社会教育担当)に伊見英治大分市教委教育部教育監を起用する。県立学校長人事では、大分豊府に平山正雄教育次長が就任する。
総括調整監は新型インフルエンザ流行や学校現場での事故といった各種の危機管理対策を主な任務とし、各課にまたがって指示や調整を担う。教育改革・企画室と総務課を再編・統合した「教育改革・企画課」を新設。教育財務、義務教育両課の一部機能も同課に移した上で、市町村教委や県議会との調整機能を一元化し、政策立案機能を高める。
県立学校長の異動は転任が9人、新任が10人。一般職も含めた教育庁職員の異動規模は308人で、大幅な機構改革のあった昨年(397人)に比べると規模は縮小した。
大分豊府は4月、中高一貫教育で併設した県立大分豊府中からの卒業生を初めて受け入れ、中高一貫体制を強化する。平山氏は高校再編など高校改革に取り組んできた。
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