3月16日(火)19:30に、ネット世論調査
「『非実在青少年』性的表現の規制について」を行い、
ユーザー83,785人の方に回答をいただきました。
「東京都青少年の健全な育成に関する条例」の改正案を知っているかどうかや、
改正案について賛成かどうかといったことについて伺いました。
以下、主な結果をお伝えします。
■「東京都青少年の健全な育成に関する条例」の改正案を知っている 75.3%
「東京都青少年の健全な育成に関する条例」の改正案を知っているかどうか伺ったところ、
「知っている(75.3%)」が7割を超え、「知らない(24.7%)」が2割弱となりました。
■改正案に「賛成」8.9%、「反対」79.5%
「東京都青少年の健全な育成に関する条例」の改正案を「知っている」と回答された方に、
改正案に賛成かどうか聞いたところ、「非常に反対(61.5%)」「やや反対(18.0%)」と、
反対層が約8割となりました。逆に賛成層は「やや賛成(5.1%)」「非常に賛成(3.8%)」と、
1割未満となりました。
年代別では、「非常に反対」という選択肢について、10代以下71.4%、20代67.1%、
30代62.8%、40代55.0%、50代以上53.2%と、若い世代になるにしたがって
明確な反対の意見をもつ人の割合が大きくなっているようです。逆に「非常に賛成」という
選択肢では、10代以下2.1%、20代1.8%、30代2.9%、40代6.7%、50代以上10.0%と、
40代以上がそれ以下と比べて明らかな賛成の意見をもつ人の割合が大きくなっています。
■「表現の自由が抑制される」から改正案に反対 81.9%
「東京都青少年の健全な育成に関する条例」の改正案を「知っている」と回答し、
改正案に「反対」と答えた方に、その理由を聞いたところ、
「表現の自由が抑制される(81.9%)」が一番多く、「『青少年の健全な育成』への
効果が疑問(70.0%)」「条文が曖昧なので、判断が恣意的に行われる(65.4%)」
「コンテンツ産業が衰退する(53.2%)」が5割を超えました。
■「情報が少ないので判断できない」から改正案に賛成でも反対でもない 41.6%
「東京都青少年の健全な育成に関する条例」の改正案を「知っている」と回答し、
改正案について「どちらともいえない」と回答された方に、その理由を聞いたところ、
「情報が少ないので判断できない(41.6%)」が一番多く、「規制の適用範囲が曖昧(38.0%)」
「改正案の意図が明確に伝わってこない(29.2%)」「規制されても状況は変わらない(25.1%)」
と続きました。また、「東京都の条例なので関係ない(11.8%)」という選択肢は
1割程度となりました。
■「年齢が18歳未満と思われるキャラクター」による、
性的表現を含んだ作品の規制に賛成20.7%、反対45.7%
「東京都青少年の健全な育成に関する条例」の改正案を「知らない」と回答された方に、
「年齢が18歳未満と思われるキャラクター」による、性的表現を含んだ作品の規制に
賛成かどうか伺ったところ、「非常に反対(24.8%)」「やや反対(20.9%)」と反対層が
4割を超え、逆に賛成層は「やや賛成(11.6%)」「非常に賛成(9.1%)」と約2割となりました。
男女別では、「非常に賛成」という選択肢について、男性6.9%、女性11.3%と4.4ポイント差で
女性が上回りました。また「やや賛成」という選択肢でも、男性9.1%、女性14.3%と、
女性が男性を5.2ポイント上回る結果となりました。
すべての質問と詳細な結果は、下記の動画(↓)からご覧いただけます。