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プロ11年目の中島、存在感増す '09/11/18

 ▽離脱者続出の中、気迫で今季35試合に出場

 けがなどで離脱者が相次ぐJ1広島で、プロ11年目の中島がチームを支えている。今季は序盤から空いたポジションをカバーし、フル回転の働き。リーグ最終盤も青山とミキッチを欠く苦しい陣容の中、ベテランの存在感が増している。

 今季はリベロやボランチで主にプレー。途中出場してトップ下にも入った。主力が休んだヤマザキナビスコ・カップはチームでただ一人全6試合に先発。天皇杯全日本選手権も含めて35試合に出場し、最多だった千葉時代の2006年の34試合を超えた。

 シーズン終盤になり満身創痍(そうい)だが、「我慢強いので大丈夫」と気持ちは切れない。

 残り3試合。ボランチの青山と右サイドのミキッチは手術を受け、今季は絶望。中島は「必要とされるなら、どのポジションでもピッチに立つ。チームがスムーズに試合を運べるようにプレーする」。献身的な姿勢で最後まで縁の下の力持ちとなる。(菊本孟、写真も)

【写真説明】離脱者が相次ぐ中、存在感を増している中島(中)




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