▽ストヤノフ欠場濃厚
Jリーグ1部(J1)11位(2勝2分け2敗)の広島は26日、12位(2勝2分け2敗)の川崎と広島ビッグアーチで戦う。DFストヤノフが左ふくらはぎの張りで欠場が濃厚。リベロは、MF中島浩司がJ1千葉から移籍後、リーグ戦で初の先発となりそうだ。GKも右ひざ負傷の佐藤昭大に代わり、中林洋次(ひろつぐ)がJ1初先発。守りの中心選手が離脱した穴を、2人が埋める。(広重久美子)
ペトロビッチ監督はストヤノフについて「疲れがたまって筋肉が張っている状態」と説明。25日、ビッグアーチであった練習に参加しなかった。
中島は、ストヤノフがブルガリア代表でワールドカップ欧州予選に出場し不在となった時、ヤマザキナビスコ・カップ浦和戦(3月25日)にリベロでフル出場。無失点に抑えた実績がある。「川崎は個人能力の高い攻撃陣がそろうが、一対一の状況をつくられてもサポートし合えばいい」と、冷静に構える。
中林は昨年8月にJ2鳥栖から期限付き移籍で加入。今月18日の新潟戦前半27分からピッチに立った。地元ではデビュー戦となる。「緊張感はない。チームの危機を救いたい」と意気込む。
「自分も中林もチームがやることは分かっている」と中島。緊急事態でも、広島はパスをつないで攻めるスタイルを変えない。川崎戦はそれを示す場になる。
【写真説明】先発が濃厚な中島(手前右)と中林(後方)。手前左はFW平繁龍一(撮影・今田豊)
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