▽千葉でのV経験生かす
Jリーグのヤマザキナビスコ・カップが25日に開幕する。1次リーグはアジア・チャンピオンズリーグ出場チームを除くJ1の14チームが2組に分かれ、1回戦総当たりの6試合を戦う。各組2位までが準々決勝に進む。
A組の広島は25日のホームでの浦和戦でスタートする。初戦は、ブルガリア代表のDFストヤノフがワールドカップ(W杯)欧州予選出場のため不在。リベロ候補の1人として、ペトロビッチ監督は今季、移籍加入したMF中島浩司の名前を挙げる。
中島が昨季まで所属した千葉は2005、06年とナビスコ杯を連覇した。06年の決勝は当時、千葉に在籍したストヤノフの出場停止のため、リベロで出場した経験がある。
試合終了間際に決勝点を奪われた22日のJ1鹿島戦では後半途中からボランチで出場。「上位のチームはセットプレーだけで勝つ。経験の差は出たが、(勝負強さは)試合の中で覚えていくこと。広島はチャレンジャー」と、31歳のベテランは冷静に分析した。
頂点の経験者としてキーマンとなる。「中盤ならアグレッシブに前へ行く。リベロならバランスとカバー」と、どのポジションでもスタンバイはできている。(広重久美子、写真も)
【写真説明】ナビスコ杯の浦和戦でリベロの候補の1人に挙がっている中島(左)
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