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黒木、変則ファイトで初挑戦“タイ獲る”

 公開練習で軽快な動きを見せる黒木=土浦市のヤマグチ土浦ジム
 公開練習で軽快な動きを見せる黒木=土浦市のヤマグチ土浦ジム

 「WBC世界ミニマム級タイトルマッチ」(27日、有明コロシアム)

 挑戦者・黒木健孝(ヤマグチ土浦)が19日、茨城県土浦市のジムで公開練習を行い、変則ファイトでの王座奪取を誓った。世界初挑戦で33戦全勝(12KO)の最強王者オーレドン・シッサマーチャイ(タイ)に挑む黒木は「自分のボクシングで先手先手で動き回りたい。自信はないことはない。今まで通りに自分のボクシングをしたい」と意気込みを語った。

 サウスポーの黒木は、変則的なファイタータイプで左右のフックが最大の武器だ。4回戦時代に元WBC世界フライ級王者・内藤大助(宮田)とスパーリングをし、内藤の変則ファイトに感化され、自身も変則ファイトにスタイルを変えたという。正統派スタイルの王者を持ち前の変則ファイトで攻略する。

 19歳で長崎から上京し、日本王座を獲得するまでの6年間、ジムの屋根裏部屋で生活してきた。現在は家賃4万円のアパート暮らしに“昇格”したが、ハングリー精神は失っていない。「なんのために長崎から出てきたのかいつも考えている。世界のベルトを持って長崎に帰りたい」と王座奪取を誓った。

(2010年3月19日)
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