エルサレム(CNN) イスラエル軍は18日、パレスチナ自治区ガザの6カ所に対し同日夜、空爆を実施したとの声明を発表した。イスラム組織ハマスが実効支配するガザから18日、ロケット弾がイスラエル南部ネティブハーサラに撃ち込まれ、タイ出身の労働者1人が死亡したことへの報復攻撃としている。
空爆は、密輸、テロ活動に使われるトンネル5本と武器製造所を標的にしたとしている。軍声明は、いずれの空爆も成果を挙げたとし、トンネルなどを破壊したことを示唆した。
イスラエル南部へロケット弾を発射した組織的な背後関係は不明だが、国際テロ組織アルカイダに同調するイスラム過激派「アンサール・スンナ」を名乗る組織が犯行声明を出したとの情報がある。
イスラエル軍は2008年12月、ハマスによるロケット弾攻撃を理由にガザへ軍事侵攻、数週間にわたって交戦している。ハマスはこの後、ロケット弾攻撃を自制している。