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早稲田佐賀中・高校開校記念式に150人

除幕された大隈重信の胸像

 早稲田大系属校「早稲田佐賀中学・高校」の開校記念式が17日、唐津市東城内の同校体育館で開かれ、早大や運営する学校法人「大隈記念早稲田佐賀学園」の関係者、地元政財界代表ら計約150人が出席した。早大の創設者・大隈重信(1838〜1922年)の出身地・佐賀での開校で、唐津市内では初の私立学校とあって、地域浮揚も期待されている。

 式では、早大の白井克彦総長が「大隈侯の生誕地に教育の場をつくるのが長年の悲願だった。地元に大変な応援をしていただき心から感謝したい」とあいさつ。来賓の古川知事は「受験一辺倒ではなく、地球市民としての人材育成の場であってほしい」と期待を込めた。

 このあと、学校正門上の広場で、大隈重信のブロンズ製胸像(台座の高さ1・65メートル、像の高さ0・8メートル)が学園の土田健次郎理事長らによって除幕された。

 校舎は旧唐津東高の校舎を改築して使用、寮は同市坊主町に新築した。市は保護者の来訪、給食の材料費などで年間11億7000万円の経済効果を見込んでいる。

 系属校は、早大とは別法人だが、卒業生の50%が早大へ推薦入学できる。男女共学で、生徒数は6年後に1080人(1学年は中学120人、高校240人)になる。1期生の入学式は4月7日に行われる。

2010年3月18日  読売新聞)
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