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2010年3月19日(金) 12:05 |
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新田佳浩選手が金メダル獲得
カナダのバンクーバーで行われているパラリンピック冬季大会で、岡山県西粟倉村出身の新田佳浩選手が金メダルを獲得しました。 オリンピック・パラリンピック通じて、日本選手団初の金メダルに地元も沸きかえりました。
日本選手団の主将を務める新田選手は、ノルディックスキーのクロスカントリー、男子10キロクラシカルの立って滑るクラスに出場しました。 大会前から「この種目でメダルを狙う」と宣言していた新田選手は、序盤から積極的なレース運びで、2キロ過ぎにトップに立つとその後もリードを拡げます。 トリノ大会ではメダルの期待がかかりながら13位に終わった新田選手でしたが、最後までスピードが落ちず、2位のロシアの選手に30秒以上の差をつけてフィニッシュ。 8年前のソルトレークシティ大会の銅メダルに続いて個人では2個目、パラリンピックのスキー距離種目では、日本選手初の金メダルを獲得しました。 新田選手の吉報は西粟倉村の実家で待つ祖父の達さんにも届けられました。 さっそく村中からお祝いの電話がかかります。 また新田選手の母校西粟倉中学校では、授業中に金メダルの報告がありました。 新田選手は日本時間の21日のリレー、22日のスプリントにも出場し、更なるメダル獲得を目指します。 金メダルを獲得した新田選手については、岡山県の石井知事が県民栄誉賞の授与も検討したいと話しています。
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