岡山放送局

2010年3月19日 18時40分更新

新しい津山洋学資料館が開館


幕末から明治にかけて、日本の近代化につながる西洋の学問を学んだ洋学者たちの資料を集めた新しい津山洋学資料館が19日オープンしました。

洋学は江戸後期から明治にかけてオランダをはじめとする西洋の学問を研究して日本に紹介したもので、津山藩では藩主らが学問を大切に保護したことから津山ゆかりの洋学者が様々な分野で活躍しました。

19日の開館式には津山市の宮地昭範市長のほか、オランダのフィリップ全権大使など関係者およそ100人が出席しました。

この中で、宮地市長は「津山の誇る洋学の歴史を広く全国に情報発信したいと思います」とあいさつを述べました。

そして宮地市長らがテープにはさみを入れて資料館を開館しました。

新しい洋学資料館には津山ゆかりの洋学者の資料およそ7000点を所蔵しているということで、このうちおよそ350点がわかりやすい説明パネルやビデオなどとともに展示されています。

開館した資料館では早速、市民らが訪れて常設展示されている医学関係の書籍や幕末に関心を集めた世界地図などの資料に見入っていました。