「大相撲春場所5日目」(18日、大阪府立体育会館)
立ち合いで相手に合わせる姿勢が見られないとして、琴光喜、琴欧洲の両大関に、審判部から師匠の佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)を通じて注意があった。友綱審判部長(元関脇魁輝)は「手本になる人(大関)が最初に直さなきゃいけないから」と説明した。
この日は両大関とも立ち合いを合わせた上での白星。琴光喜が「師匠から『大関だから堂々と構えなさい』と言われた」と反省した一方で、琴欧洲は「初めて言われたよ」と困惑していた。
支度部屋には審判部の名で「お互い合わせて立つように」との注意書きが張り出されたが、幕内前半戦で「待った」が続出。浸透には時間がかかりそうだ。
(2010年3月18日)