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丹波

「古民家鑑定士」丹波でも始動 空き家活用に期待 

 古民家の傷み具合を調査し、賃貸物件にするなどの活用法を助言する「古民家鑑定士」として、丹波市氷上町の会社役員芦田幸央さん(34)が活動している。丹波地域の資格取得は第1号。都市住民の間で古民家暮らしへの関心が高まる半面、空き家が増えており、両者を結ぶコーディネーター役として期待されている。(仲井雅史)

 古民家鑑定士は財団法人「職業技能振興会」(東京都)が認定する資格で、本年度に設けられた。法律に基づく資格ではないが、基礎や屋根、土壁の傷み具合や虫害を調査するほか、木目の美しさや建具の出来栄えなどの文化的価値も評価。計約200項目を検討し、活用の可否や改修、活用方法を提案する。同振興会によると、9月現在、全国で314人が合格。県内では6人が認定された。

 芦田さんは丹波市内の木材販売会社「ウッディコーセー」に勤務。古民家が解体された際に破棄される大黒柱やはりなど良質の古材を2年前から建材として販売している。月1、2件の解体の相談があるが、「築100年以上たっていても、手を入れれば今後も長く生かせる。解体はもったいない」と、4月に資格を取得した。

 篠山市内で築70〜100年の古民家2件を鑑定。解体を考えていた家主も賃貸に前向きになった。「古民家と集落景観を守ることが、都市住民にとって魅力となり、人を呼び込む。古い民家は“お荷物”ではなく、地域の資産という価値観を広めたい」と話している。

(2009/10/21 09:00)


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