福岡市西区の能古島で同市博多区、会社員、諸賀礼子さん(32)の遺体の一部が見つかった事件で、福岡県警は19日、ほかの部位の捜索範囲を能古島周辺から市街地側の博多湾岸にまで拡大した。潮流から遺体は市街地側から遺棄された可能性が高いという。
県警は同日までに能古島の海岸全体を一通り捜索したが、遺体は見つからなかった。19日朝から100人態勢で湾岸を捜索。諸賀さんの自宅近くをはじめ、東区から西区までの福岡市街地の湾岸全体を調べる方針。
捜査関係者によると、諸賀さんの自宅アパートの浴室や台所に目立った血液反応はなかった。外部で殺害後、切断された可能性が高いという。
毎日新聞 2010年3月19日 西部夕刊