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みんなの党が今夏の参院選に向け、映画監督の北野武(63)の実兄で、明大教授の北野大さん(67)に出馬を打診していることが18日、明らかになった。東京選挙区か、比例代表でのオファーとみられる。世界のキタノの兄として知名度があり、文化人、知識人としての実績もある大さんが出馬すれば、台風の目になることは間違いない。大さんの対応が注目される。
「みんなの党」の複数の関係者によると、党側は大さんに強い関心と期待感を持っており、大さんサイドにすでに出馬を打診。大さんは東京都足立区生まれのため、選挙区は東京選挙区や比例代表での擁立が考えられる。今後は党幹部が直接、大さん説得に乗り出す可能性も。映画監督でコメディアンの武の兄という知名度だけでなく、環境や教育問題についても語れる博識にも期待しての打診とみられる。
所属事務所の「三桂」では大さんについて「今後も明大の教授として活動していくつもりで、出馬のオファーはない」とした。大さんの自宅では、親族が取材に対し「選挙に出馬するという話は聞いていません」と話した。
大さんは淑徳大教授を経て、現在は明大理工学部応用化学科教授。専門は環境化学で、経産省の化学物質審議会や、環境省の中央環境審議会の委員なども務めてきた。その一方で、2007年には東京都知事選への出馬が取りざたされたこともあった。
「ビートたけしのお兄ちゃんは、すごい学者らしい」といううわさが聞こえ始めたのは、80年代、時代を象徴するバラエティー番組「オレたちひょうきん族」(フジテレビ系)が日本を席巻していた頃だ。「マー兄ちゃん」こと大さんのテレビ初出演は1987年、コメンテーターとしてだったという。以来、情報番組やワイドショーのコメンテーター、クイズ番組の解答者などとして“定位置”を確立している。
教育論にも一家言ある。その根底にあるのは、99年に亡くなった母のさきさん(享年95歳)だ。さきさんは、武が自らの幼少時代をつづった小説で、NHKでドラマ化された「たけしくん、ハイ!」や、両親をモチーフにした小説「菊次郎とさき」(テレビ朝日系でドラマ化)で、苦労人で働き者、教育熱心な母親として描かれた。大さんは全国で講演も行っており、環境問題だけではなく、自身の体験をもとに教育についても語る。
民主党が「政治とカネ」、自民党がお家騒動で揺れる中、みんなの党は参院選での躍進が注目されている。知名度と実力を兼ね備えた候補を立てることができれば、大きな関心を集めることは間違いない。みんなの党はほかにも、フジテレビキャスターの黒岩祐治さん(55)の擁立も視野に入れて検討を進めているという。
◆北野 大(きたの・まさる)1942年5月29日、東京・足立区生まれ。67歳。明大工学部卒業後にいったん就職したが、後に東京都立大大学院で再び学ぶ。淑徳大教授を経て、06年から明大理工学部応用化学科教授。TBS「サンデーモーニング」や、日テレ「マジカル頭脳パワー」、現在はテレビ朝日「ワイドスクランブル」に出演。熱烈な巨人ファン。
(2010年3月19日12時13分 スポーツ報知)
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