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2009-12-05

「自由に使える」はてなちゃん画像と言いつつトレス画像を公開?

自由に使える魔法少女はてなちゃん - 煩悩是道場

http://d.hatena.ne.jp/ululun/20061030/neta061030

80年代ぴえろの魔法少女というとクリマミとかしか思い浮かべる事の出来ないオレが来ましたよ。

で、クリマミテイストの魔法少女はてなちゃんを描いてみたのだが

しかし、どうやらこれはトレス疑惑。

こんな検証画像があがっていました。

どうみてもトレスです。本当にあ(ry

ネタとか釣りとかそういうものだったのでしょうかねえ。

なんにせよケジメをつける必要があるかも。

追記:

トレス疑惑ネタはネットの定番ネタみたいなもので私としては特に問題に感じておりません。著作権者などの当事者同士の問題ですから。

ただ、トレス画像を「自由に使える」としちゃってるところが、他にご覧になる方に誤解を与えるかと思っています。それで広まっちゃうと取り返しがつかないですからね。気になっているのはその一点だけです。

このブログ記事のタイトルを見ていただけると私の意図が分かると思います(ちゃんと本文にも書いておけばよかったな)。

ululunululun 2009/12/05 09:46 個人的にはトレスだろうが、コピペだろうが著作権者からクレームが来なければ良いんじゃね、と思っていて、そういう事を権利者ではない人がとやかく言うのってどうなんだろうね、と思ってますけれど「けじめ」をつけろというなら削除しますよ。

ululunululun 2009/12/05 10:08 コピペ・トレース問題についてもう少し。
たつをさんの企業人としてではなく、個人としてでの意見で良いので少しお伺いしたいです。
隠す事もないので書きますけれど、私は商業漫画を描いて生計を立てている身として以前から疑問に思っている事なんですけれども、ウェブって著作権者の権利侵害する事で成立している世界だと思うんですね。
個人的には漫画の世界というのはオマージュやパロディで成立している部分があると考えているのですけれども、ウェブにあるコンテンツの権利侵害の度合いというのは漫画でメシを食っている人間から見ても非道いものだな、と思う。なのだけれども、何故かそうした権利侵害には目がつぶられている、というよりは容認されたり権利侵害されているコンテンツを閲覧可能にする事によって利益を得ているようにすら見える(最近でこそそうではなくなりつつあるようにも思えますけれども、現時点に於いても権利侵害は皆無ではないですよね)のですけれども、そうした事柄には何故目をつぶった儘、漫画というパロディやオマージュによって作り出されるようなものが「トレス・パクリ」のように槍玉に挙がるのかが良くわかりません。

個人的には、たつをさんとはそれ程お話をさせて頂く機会もなかったのですけれども、ハイボールナイトの時に私の為だけに時間を作ってくださってお話を聞かせてくださった事を今でも覚えていて非常に感謝をしてもいます。
ですので、今回の件は非常にびっくりしたのと同時にやはりきちんとお話をお伺いしなければならない事だ、と思ってもおります。
トレスをしたのは事実ですし、けじめをつけろと仰るのでしたら画像の削除のみならずウェブログの閉鎖も視野にいれて検討させて頂く所存ではありますけれども、職業漫画家としてメシを食っている身として、これから雑誌はウェブで閲覧できるものになっていくだろう、という空気を感じつつ、パロディやオマージュが多分に含まれる漫画というコンテンツを作り続けていく事は本当に可能なのだろうか、という疑問とも愚問ともつかない事が頭をよぎっています。
ululun、というハンドルをウェブから抹殺する事は簡単です。ですけれど、商業漫画を止めることは私にとっては死活問題です。多分野垂れ死にします。あなたが私の屍体を欲しているのならあなたの目の前で私は死んでみせます。
見逃してくれ、とかそういう話をしているのではなく、もっと大きい話をしています。ウェブという世界がたつをさんの指摘するようなパクリ・トレスに満ちあふれているのにも拘わらず、何故漫画表現が槍玉にあがるのか。それは今後雑誌がウェブコンテンツに変容していっても変わりはないのか。漫画を描く人間は自らのコンテンツを「晒す」事によって自らの命をも誰かの手に委ねなければならないのか。漫画を描き、それでメシを食っていくという事はそれほどまでに罪悪な事なのか。わたしはそれを、たつをさんという一人の人間にお聞きしたい。

答えは何処に書いてくださっても結構ですけれど、お返事を必ずください。
お待ちしております。

ululunululun 2009/12/05 10:25 http://f.hatena.ne.jp/images/fotolife/u/ululun /20061030/20061030153344.gifにつきましては削除致しました。著作権者様、また閲覧者の皆様に多大なるご迷惑をお掛けしました事を深くお詫び申し上げます。

ですが私は一人の商業漫画家として、今回の指摘が私に与えた影響を非常に大きいものだ、と考えております。
著作権者ではない人が著作権侵害を指摘するな、という事ではないのですけれども、漫画を描いている人間としては今後これは死活問題になっていくだろうなあ、と本気で考えているんです。
ウェブというのは著作物の権利を収奪してくる事で此処まで成長してきた、と私は思っているのですけれども、なぜ漫画に対しては寛容ではないのでしょうね。それとも「私のトレス」だったから寛容ではなかったという事なのでしょうか。それなら話はわかりやすいんですけれども、まさかたつをさんのような方がそのようなチンケな了見でトレス疑惑を口にされるとは私には思えないのでもっと正当な理由があっての行動だと思っています。
いろいろお忙しいかと思いますし、私ごときに構っていられないというのも十分に理解はしておりますが、メールではなく公開の場たるウェブログエントリ上で糾弾をされた以上、その意図をご回答頂きたく、何卒宜しくお願い申し上げます。

ululunululun 2009/12/05 10:53 言い訳にしか聞こえませんけれども、個人的には「はてなちゃん」は当時良くやっていたコピペ改変ネタのノリだったんですよ。「自由に使える」というタイトリングにしたってそんなに深い意図があってつけたものではありません。てか実際には私のトレスは誰にも使われていないのが実情で、別の方が描いたはてなちゃんのほうが有名になりましたよね。

個人的にはブログを始めた頃に松永さんが考古学の翻訳文を掲出しているのを見て著作権侵害していると指摘したのですけれども、その一連の流れでどなただったか失念してしまったのですけれども「著作権は侵害しているけれども著作権者が指摘されるまでは削除しないし、指摘されたらそのときはごめんなさいと言って削除すれば良いんじゃね」という趣旨の事をお書きになられているのを見てああ、そういう考え方もあるなあ、と考え方を変えるきっかけともなりました。
漫画表現がパロディやオマージュによって創出されているという事は誰の目にも明白な事だと思っています。ウェブには漫画表現以上のトレス、パクリが満ちあふれていてそれで多くの人が利益を得ているというのに(勿論その利益を漫画表現以外の部分でも得ているのは事実ですが)何故か槍玉に挙がるのはごく一部の漫画表現だけのように思えてならないんですよね。こないだのピクシブの小物トレス事件にしたってそう。あれを言うんだったら二次創作とかどないになるねんと。トレスやパクリをそんなにヘイトするんだったらコミケやピクシブやウェブそのものも強く激しく糾弾するべきではないかと思うんですけど、それは私の思い上がりなんですか?

知らないだけなのかもしれませんけれど、私はたつをさんが今回のような著作権侵害をエントリとして起こしているのを見た事がありません。これから著作権侵害告発キャンペーンが展開される第一弾として私のトレスが選ばれたのですか?今後はどのような方針で臨まれるのでしょう。まさか私のトレスだけを問題にしてそれでおしまいという事はないんですよね?もし私のだけを問題視したのだとしたらそれは何故ですか?何故今なんですか?

私はウェブコンテンツに私の仕事を現状公開していません。実名も本当に信頼のある人にしか公開していません。
その理由は今回のような「トレス・パクリ疑惑」がウェブログでやったお遊び低度の事をきっかけに自分達の仕事に影響を与える事を恐れての事だったからなんですけれど、そうした意味に於いて懸念が現実になったなあ、という感じではありますwww

ululunululun 2009/12/05 11:10 随分前になるんですけれど、著作権侵害を言いながら自分自身も著作権侵害行為をしているじゃないか、という指摘をある人からされた事があるんですよね。
個人的にはブログをはじめた頃っていうのは著作権者的立ち位置から「おまえらのやってる事は著作権侵害なんだよ!」という思想でエントリを起こしていたこともあります。
なのですけれども上記に書いた松永さんの一件ですとか、その他の事例を見ながら、少しずつ考えを変えていった、という経緯がありはするものの、そうした事を明確に言語化している事は殆どなくて、きちんと全ログを読み返したわけではないんですけれど、明確に書いたのは多分片手で数える程でしかないとも思います。
個人的にはウェブというのは著作権という概念を打ち砕く装置だ、と思っています。作り出され、放たれた表現が第三者の手に渡り、再生産され、新たなる利益を生み出していく場なのだと。
それは丁度漫画が行ってきたパロディやオマージュと同じ事をプロ・アマチュアの垣根なく行われるようになってきた事なのだ、と思います。
個人的には商業漫画家がこの先職業としてどのくらい食っていけるものなのかはわからないんですけれども、ウェブにある表現を使った程度でパクリだのトレスだのと言われる事に強い違和感を覚えています。今まではそうした事に発言をしてこなかったのはどう書けば良いのか良くわからなかったからなんですけれども、当事者になってはじめてわかったのは、疑問に思った事は洗いざらい書くべきなのだろうと。で、様々な議論を積み重ねた上でウェブとの関わり合い方を決めていくしかないだろうと思っています。
まずは、たつをさんの意見をお伺いしたいです。たつをさんが「どんな仕事に携わっているか」とか抜きにして、一個人としてのご意見で結構ですのでお聞かせくだされば、と思っています。

長文書き散らしで大変申し訳ありません。ある程度応答ができてからエントリを起こしたいと思います。

ytoyto 2009/12/05 12:10 あ、いえいえ、トレス疑惑は定番ネタみたいなもので私としてはなんら問題に感じておりません。
ただ、「自由に使える」としちゃってるところが、他にご覧になる方に誤解を与えるかと思っています。それで広まっちゃうと取り返しがつかないですからね。気になっているのはその一点だけです。

osamu2001osamu2001 2009/12/06 08:45 まあ人殺しても死体さえ見つからなきゃ事件にはならないしね。

「事件にならない」=「犯罪が存在しない」
という風変わりな思想の人なんでしょうね。

kai3desukai3desu 2009/12/06 13:28 横レスしちゃうぜー!

著作権は親告罪であって、思いっきりパクったとしていてもパクられた側が文句言わなきゃ罪にはならないという性質のものであり、「俺のこと殺してもいいよ」という人を殺してもおもいっきり殺人罪で逮捕されるのとはまったく異なるので、そこはわけて考えるべきだと思います!

osevjosevj 2009/12/28 17:56 マンガ・コミック情報-コミックINFO http://comic.fansfree.com/
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