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女子チャンプの多田「敵地でレベルの違い見せてやる」
トリニダード・トバゴで防衛戦を行うWBA女子ミニマム級王者の多田悦子=09年12月
Photo By 共同 |
世界ボクシング協会(WBA)女子ミニマム級チャンピオンの多田悦子(フュチュール)が4月24日に敵地トリニダード・トバゴで暫定王者リア・ラムナリンと3度目の防衛戦を行う。「国内でチマチマやるより、外でやるのもいい」と勇ましい。
かつてはストリートファイトに明け暮れ、男性相手にも平気で取っ組み合った武勇伝があるが、ボクシングでは打撃戦を好まず、スピードとテクニックを持ち味とする技巧派サウスポー。28歳、昨年は2度の防衛に成功し、年間表彰では女子のプロ最優秀選手に選ばれている。
地元判定などリスクが大きい海外での防衛戦に応じたのは「今の状況を変えるため。何かを発信できるならと思って」。依然、国内では低いままの女子ボクシングの認知度を高める狙いがある。海外での試合はアマチュア時代にバンコクで経験があるそうだが、プロでは初めてになる。
現在は左パンチの強化に取り組む。カウンター気味に放つ左ストレートには定評がある。「レパートリーを増やしたい。ショート系が少なかったんで、しっかり打てるようにしたい」と話す。
現地では女子ボクシングは人気が高く、今回のタイトル戦が南米ではテレビ中継されるという。「レベルの違いを見せてやりたい」と不敵に笑った。
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