高知医療センター(高知市池)のPFI事業解約問題で、病院を運営する県・高知市病院企業団は18日、契約先の特定目的会社(SPC)「高知医療ピーエフアイ」と契約解約合意書を締結したと発表した。同センターは4月から企業団の直営となる。
また、企業団によると、解約に伴う企業団側の負担額が、SPCに支払う補償金が利率の変動で増えるなどしたため、昨年11月時点の約7700万円から約1億7000万円に増える見込みとなったという。企業団は「負担額が増えても、後々の経営には影響はない」と説明している。【服部陽】
毎日新聞 2010年3月19日 地方版