中田「７番・左翼」で開幕！梨田監督明言…日本ハム

開幕スタメンが決まった中田は左翼フェンスのクッションボールの処理を練習

　日本ハムの中田翔内野手（２０）が２０日のソフトバンクとの開幕戦（札幌Ｄ）で「７番・左翼」でスタメン出場することが１８日、決まった。梨田昌孝監督（５６）が札幌ドームでの練習前に行われたスポンサー企業のイベントにゲスト参加し、「レフトで使います」と明言。報道陣には「使うかもしれないね」と濁したが、終始、笑顔で否定はしなかった。

　最後のアピールが効いた。１６日のオープン戦最終戦・中日戦（鎌ケ谷）で放った２発のインパクトは強かった。梨田監督は「３～４日前は打席に入っても『はい、お疲れさん』といった感じだったけど、多少は打てるかなという感じになってきた。これからは配球とか自分なりに分析しないと」と不振から脱出したことを認め、さらなる向上を期待した。

　開幕戦のソフトバンクの先発は左の杉内。２番に右打者の二岡をＤＨで起用し、試合に出場させながら育てるという方針もあり、７番・左翼が中田となった。森本は腰痛で２軍スタートとなったが、陽、村田らのライバルを最後に押しのけた。

　中田にはこの日の練習中も福良ヘッド兼打撃コーチが密着。練習開始前の特打からフリー打撃、そして居残りの特打まで、近くで軸足の体重移動の指導を受けた。中田は「フォームを固めているだけです」とだけ話し、テレビ出演のために急いで車に乗り込んだ。念願だった開幕スタメン。中田がついに満員の札幌ドームでダルビッシュと同じグラウンドに立つ。