2009/1/2 (金)
メーカー製PCのための『OSインストールCD』の作り方
新春特別企画です(笑)。
メーカー製PCはリカバリーイメージ(CD)のみで、OSのCDが付属していないことがよくあります。
去年PCが調子悪くなった時に「リカバリーついでに作っとこう」と実践しましたが、
時間が開きすぎてかなり忘れてしまったので、また資料をひっくり返しながら備忘録がてら書いていきます。
なお、当方のOSがXPなので、XPでしか解説していません。
また、実行は自己責任でお願いします。
作成したCDでブートすると、HDDのリカバリー領域が消滅してしまう恐れがあります。
HDDリカバリーのみで、リカバリーCDが作成できないタイプのPCはご注意下さい。
（PCを売る場合は激安になります）
��C:\WINDOWSに[I386]というフォルダがあれば、まるごと別の場所（例 D:\wincd）にコピー
（I386フォルダーがない場合は後述）
�▲屐璽肇ぅ瓠璽犬鬟瀬Ε鵐蹇璽� →wxp10.zip
��wxp10.zipを解凍すると[wxphome]と[wxppro]２つのフォルダーがあります。
使用しているOS名の方を選択し、その中の[files]フォルダーの中身すべて（w2ksect.bin / win51 / win51cもしくはwin51p）を[I386]と同じフォルダー内にコピー
（ちなみにwin51とwin51c(win51p)をメモ帳で開くと、windowsと書いてあるだけのファイルなのですが、この拡張子のない特殊なファイルもブートする為に必要なのです）
�い気蕕房�分のPCがもともとサービスパック適応済みのOSなら、もう１つファイルを追加。
win51c(win51p)をコピーし、
SP1ならwin51ic.sp1（win51ip.sp1）、SP2ならwin51ic.sp2（win51ip.sp2）にリネームします。
（要は51の後に"i"を加えて、"ドット"と"サービスパックのバージョン"です。注意することは、今使用中のSPのバージョンではなく、もともとプリインストールされていたバージョンを選んでください）
あとは、CDRECORDフロントエンドやFree ISO CreatorなどでISOイメージを作成
CD ManipulatorなどでISOイメージとしてCD-Rに焼けば出来上がり。
（それぞれのソフトの使い方はヘルプや検索をして下さい）
また、ついでにSP3を適応させておくこともできます。
（プリインストが無印&SP1でSP2を適応させたい場合などは適宜対応して下さい）
��4のあと、SP3をダウンロード →Windows XP Service Pack 3
（実行ファイルの.exe形式の方をダウンロードします。ISOではないので注意）
�Α屮侫．ぅ詭召鮖慊蠅靴銅孫圈廚�
WindowsXP-KB936929-SP3-x86-JPN.exe -s:D:\wincdと入力してService Packを適応
（D:\wincdの部分は各々コピーした[I386]のあるフォルダーを指定）
��D:\wincd\I386内のBOOTFONT.BINをD:\wincdにコピー
（BOOTFONT.BINはブート時のみ使われるフォントファイルです。これがないと英語表示になるようです。試していないのでわかりませんが）
��D:\wincd\I386内のusbehci.sy_ を大文字にする。*もとから大文字なら構いません。
（たまにブート中「USBEHCI.SY_ をコピーできません」というエラーが発生することがあるようです。それを防ぐため）
あとは上記のように、ISOイメージにしてCD-Rに焼けば完成！
作成したブートCDがちゃんと起動するか、Microsoft Virtual PC 2007などの仮想PCで試しておきましょう。
ブート中、OS認証でプロダクトキーを聞かれます。
PC本体添付のシールに書かれているプロダクトキーではありませんのでご注意を。
PC Wizardやsiw(system info for windows)などで事前に調べておきましょう。
D:\windowsに[I386]フォルダーがない場合やもう少し簡単な方法はこちらをご覧ください →1CDブート回復コンソール作製法
その他、参考サイト
→WindowsプリンストールPCでServicePack適応済みブータブルCDを作ろう
→[winxp]セットアップ