学生募金 |
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平成20年10月18日、19日、25日、26日 水戸駅前にて活動 |
Pウォーク |
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平成20年11月9日実施千波湖周辺にて活動 |
参加者 |
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30名 |
「あしなが学生募金に参加して」
第77回あしなが学生募金及び第35回あしながPウォーク10
本校学生代表 食品化学科 平成20年度3学年 森啓亮
高校生活最後のこのボランティアをやるにあたり、一生懸命に頑張りながら初参加の後輩たちの様子も観察しながら行った。後輩たちは今まで募金の活動は滅多に経験したことがないと思います。それがどのようなことか、立ち続けて少しはわかったと思います。私も最初のころはあやふやな気持ちで活動をしていたので彼らの気持ちもわかる気がしました。
初参加でしたが、自分なりに頑張っていたと感じた。初めの方は、呼びかけも自信がない様子で小さな声だったが、慣れてくるとテンポよく自信を持ち積極的にやっていた。
今回の活動で人からお金をいただくと言うことを少しずつ分かってもらいたかったです。何十人もの方から預かったお金は重く、人々の気持ちがこもっており計り知れない価値があると私は毎回のように感じました。今ではそのことを踏まえた上で活動できている気がします。これから参加してくれる人たちには、何故お金をもらいながら活動しているかを考えながら今後の活動を引き続き受け継いでもらいたいです。
募金する側も遺児家庭や母子家庭の存在を認識し理解してもらいたいです。私が募金で立っていると小さい子に親が募金をさせてあげる風景をよく見かけました。このような場面に出くわすと、小さい子どもが成長するにつれて関心を持つかもしれない良い教育になると感じました。
あしなが育英会は皆さんの温かいお気持ちで成り立っているものなので、温かい声やご支援をお待ちしております。
「あしなが育英会学生募金に参加して」
第77回あしなが学生募金及び第35回あしながPウォーク10
食品化学科 平成20年度1学年 蛭田雅子
私は今回、あしなが学生募金のボランティア活動に始めて参加しました。あしなが学生募金は、病気や災害・自殺によって親を失くした家庭の子供たちや、親が障害を持っていて働けない家庭の子供たちが高校・大学などへ進学するために使われる奨学金です。
水戸駅の北口に集合し、他校の生徒や関係者の方々とともに路上に立って、道行く人々に募金の呼びかけをしました。このような路上での募金活動を行っている人々の姿をたびたび見かけることがありますが、実際に呼びかけをする立場になると、大きな声を出す勇気が必要なことに気が付きます。しかし、道行くすべての人々が募金に協力してくれるわけではありません。そのことに、十円でも五円でもいいから募金をしてほしい、という思いを抱くこともあれば、募金は強制するものではない、という思いもあります。私自身、今まで募金をするという行為に少し抵抗感を感じてしまうことがあったのです。どこかで、面倒、こんなことして何が変わるのか、という思いがありました。それでも、当初私が想像していたよりも多くの方々が募金に協力してくださる姿を見て、そんな私の考え方は少し変わりました。実際に街頭に立って募金の呼びかけをしてみて、改めてお金の大切さを知ったのです。突然片親を失ってしまった家庭では、中学校を卒業して、高校に進学することすら困難なのです。ある家庭では、子供が家庭を支える片親の負担を少しでも減らすために、中学の進路希望に就職と書くといいます。またある家庭では、親が子供に頭を下げて、泣く泣く進学は諦めてくれというのです。私たちにとって当然のように、身の回りにあるものがない、というのがどんなに辛く苦しく、大変なのかはとても想像しがたいと思います。
ほんの少しの勇気によって、どこかでそんな家庭が救われているかと思うと、路上募金というのは私たちにとってとても身近にある福祉活動だと思います。今回の体験は、私にとって今まで見えていなかったものを提示するよい機会になりました。これからもこのような体験ができる機会があればぜひ積極的に参加していきたいです。(了)
第77回学生募金、第35回Pウォーク10の記事のアップが遅れましたことをお詫びいたします。これが掲載される頃には、78回目、36回目の活動が行われている頃でしょう。この春卒業した先輩達の中には、3年間活動を続けた人たちもいます。彼らは、ボランティア活動の意義や社会に貢献することの大切さについて、思いを深めていたようでした。在校生の皆さんは、先輩たちの思いを引き継ぎ、今後の活動の原動力としていってください。
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