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能古島に女性切断遺体、頭・胸・手足なし

 15日午後3時15分頃、福岡市西区能古の能古島の海水浴場の砂浜に、女性の遺体の一部が打ち上げられているのを、貝掘りをしていた女性が見つけ、福岡県警西署・能古駐在所に届けた。遺体は成人とみられ、へそ下から足の付け根までの部分しかなかった。鋭利な刃物で切断された跡があることから、県警は死体遺棄事件として西署に捜査本部を設置し、女性が殺害された疑いもあるとみて、身元の特定を急いでいる。

 発表によると、遺体は何もつけておらず、検視の結果、20歳代〜40歳代とみられる。死後数日〜数週間以内で、へそ下と両足の付け根の計3か所に刃物で切られた跡があった。県警は16日、頭部や胸部、手足を発見するため、島全体を捜索する。また、同日に司法解剖し、切断に使われた凶器などを調べる。

 能古島は博多湾に浮かぶ島で周囲約12キロ。人口は約800人。福岡市・天神から北西約10キロで、同市の渡船場から船で約10分で行くことができる。

 遺体が見つかったのは、島の北側にある能古島キャンプ村の海水浴場。キャンプ村の営業期間は5〜9月で、敷地内には海水浴場と二十数棟の宿泊用バンガローなどがあり、営業中は島外からの家族連れなどでにぎわう。

2010年3月16日  読売新聞)
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