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徳島県教組 四国初中に支援金伝達

 徳島県教職員組合から四国朝鮮初中級学校に150万円の支援金が送られた。5日、徳島県教育会館で県教組・富田真由美書記長が四国初中・呂東珍校長に手渡した(写真)。

 総連徳島県本部ではこれまで学校訪問や朝・日交流の場で、四国初中が60余年の歴史と伝統を誇る四国で唯一の民族学校であり、同胞学父母の熱意と協力によって運営されてきた経緯と現状について訴え、民族教育に対する支援を呼びかけてきた。

 これを受け徳島県教組は、日教組が全国的に行っている街頭での「子ども救援カンパ」の一部を四国初中へ充てるよう申請し、積極的に働きかけた。

 こうした試みは全国初だという。

 富田書記長は、「行政の民族差別もあり、学校運営の厳しさを知っていただけに何か出来ることはないかと日頃思っていた。支援金を渡せて、大変うれしく思ってる」と述べ、学校関係者にエールを送った。

 呂東珍校長は、「厳しい状況の中でこのような貴重なカンパ金をいただき深く感謝している。これからも、朝・日交流のさらなる発展のため、力を注いでいきたい」と語った。

 毎年恒例となっている学校訪問についての話し合いも行われた。12月5日に教職員、児童生徒、父母らとの交流、意見交換会を開くことが決まった。【徳島支局】

[朝鮮新報 2009.8.21]