毎日政経文化セミナー第195回例会が18日、さいたま市浦和区のさいたま商工会議所であった。毎日新聞で皇室取材を10年以上担当する大久保和夫記者が「いま、皇室で何がおきているか」と題して講演した。
大久保記者は、天皇陛下をはじめとする皇室の構成や、予算について説明。皇太子ご夫妻の長女愛子さまが学校を欠席している問題について宮内庁が発表するまでの経緯を語り、適応障害とされる雅子さまの病状については「医師団の見解通り、私もだんだん良くなってきているように思う」と述べた。
また、天皇の国事行為や公務を写真を用いて解説し、「民主党政権になって政治と皇室との距離の取り方でぎくしゃくしたが、民主党もだんだん慣れてくると思います」と話した。【桐野耕一】
毎日新聞 2010年3月19日 地方版