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飲酒運転は王子様でもダメ 啓発用ボトルタグ作製
 | シンデレラと王子様のイラストになぞらえ、飲酒運転撲滅を呼び掛けるボトルタグ。持っているのがデザインした大塚さん |
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泥酔状態で馬に乗る王子様を、いさめるシンデレラが「お城へはカボチャの馬車(代行車)で」―。飲酒運転の撲滅を呼び掛けようと、山形県警交通企画課がイラスト入りのボトルタグを作った。
タグはラミネート加工された赤と黄の2色刷りの紙製。表には酒に酔った馬上の王子様に誘われて嫌がるシンデレラの様子と、2人が馬車に乗って仲むつまじく帰る様子が、飲酒運転と代行車になぞらえてコミカルに描かれている。
飲食店で客がキープした酒のボトルにぶら下げて使えるよう、上部には黒いひもを通し、名前やメッセージを書き込む余白もある。
タグは交通企画課が地元の東北芸工大(山形市)にデザインを依頼し、メディア・コンテンツデザイン学科4年の大塚このみさん(22)=米沢市=が手掛けた。大塚さんは「お姫様を迎えに来た白馬の王子様が酔っていたらかっこ悪いだろうな、と思い付いた。飲み屋さんでタグを見て笑ってもらえればうれしい」と話す。
交通企画課は「悪質な違反には無論、取り締まりも大切だが、重大な結果をもたらす飲酒運転の危険性をやんわりと訴えたい」と、酒席で目に付くイラストの効果に期待している。
作ったタグは1万4200枚。県内各署に配分した上、4月の春の交通安全運動期間中、各地の飲食店に配布される予定。
2010年03月19日金曜日
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