パレスチナ自治区ガザから発射されたロケット弾で18日、イスラエルの農場で働くタイ人が死亡しました。ガザからの攻撃による死者はイスラエルによる大規模攻撃以来初めてです。
AP通信などによりますと、パレスチナ自治区ガザから発射されたロケット弾はイスラエルのアシュケロンにある農場に着弾しました。この攻撃で農場で働いていたタイ人労働者1人が死亡したということです。
2008年末からおよそ3週間にわたってイスラエルが行った大規模攻撃以来、死者が出たのは初めてで、報復攻撃が懸念されます。
今回のロケット弾発射について、スンニ派の過激派グループが犯行声明を出しています。
イスラエルは、アメリカが仲介するパレスチナとの間接交渉の開始に合意しましたが、その後、西岸地区や東エルサレムへの新たな住宅の建設を承認したことなどからパレスチナ側の反発が高まっていました。(19日01:36)