愛媛のニュース2010年03月18日(木)

地方参政権付与の意見書提案へ　県議会社民

　永住外国人の地方参政権付与に絡み、県議会会派の社民党・護憲連合は１７日までに、開会中の２月定例会に付与を求める国への意見書を提案することを決めた。民主党の一部、公明党・新政クラブが賛成するが、最大会派の自民党は付与反対の意見書を出す方針で、最終日の１９日の本会議で自民の意見書が可決、社民・護憲は否決される見通し。
　付与を求める意見書は、納税義務を果たす外国人を「地域住民として日常生活にかかわりも深く、自治体を形成する主体の一員」とした上で「地方の政治に参加する機会は閉ざされている」と指摘。永住外国人の地方参政権の確立への法制定などを、関係大臣や両院議長に求めている。