警察署員こぞってパトロール隊
苫小牧署は、児童に対する声かけ事案や不審者情報が増えていることから、4月4日に「子どもを守るはすかっぷパトロール隊」を設立する。登下校時に通学路を巡回し、児童の安全と地域の治安を守る。「暖かくなると、子供を狙う犯罪が多くなる。通学路の安全を守ることは急務。パトロールすることで未然に事件を防いで行きたいムと話している。
森山誠治署長を隊長に、全署員約300人で構成する。苫小牧署が管轄する1市4町の全小学校46校の通学路に、制服警察官や私服の刑事が立つほか、パトロールも行う。隊員は、道警のマスコット「ほくとくん」入り腕章を着用する。自主防犯組織との連携をさらに強め、不審者の発見、検挙につなげたい考えだ。
活動は年間を通して行われるが、通学に不慣れな新入学児童が事件に巻き込まれるのを防ぐため、4月7日から15日までパトロール活動を強化する。
苫小牧署に通報があった子供を狙った声かけや不審者情報は今年既に14件(3月24日現在)。前年同期に比べ6件増えている。
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氷上の激闘を再現
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王子製紙アイスホッケー部の写真パネル展スタート=長崎屋苫小牧店 |
アイスホッケーアジアリーグで初優勝した王子製紙アイスホッケー部のプレーオフでの戦いと、選手の表情を収めた写真パネル展「激闘初V 王子製紙アイスホッケー部
アジアリーグ栄光の軌跡」(苫小牧民報社主催)が26日から長崎屋苫小牧店、イトーヨーカドー苫小牧店、駅前プラザegao(エガオ)で始まった。
トップリーグで14季ぶりの頂点を目指したチームの激闘と、選手を後押しするサポーター、優勝を決めた釧路アイスアリーナでの城野監督、斉藤毅主将の胴上げなどをA1判の大型写真25枚で紹介している。
イトーヨーカドー(1階)、エガオ(7階広場)が4月2日まで。長崎屋(2階中央エスカレーター横)は4月7日まで。 |
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【新ひだか】サクラ開花は5月3―9日
新ひだか町は、開花を5月3―9日とする町内静内の名所・二十間道路桜並木の開花予想を発表した。今季第1号。
予想は、これまでの開花記録や気温、気温、長期予報などを参考に、町が独自に行っている。1回目の予想は3月1日まで降水量や気温に加え、つぼみの大きさなど町独自のデータを基にし、開花日を5月3日から9日まで、満開日を7日から13日の間、とした。的中率は開花日で74%、満開日で72%という。昨年の開花は5月8日、満開は10日だった。
4月になると、サクラの開花に合わせて開かれる「しずない桜まつり」の準備も本格化し、日程も町予想が参考に。
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火山科学館に4カ国音声ガイド
7月の北海道洞爺湖サミットに向け、洞爺湖町の火山科学館に、英語や中国語など4カ国語に対応した音声ガイドが導入された。有珠山噴火による当時の災害状況を映像と音声で紹介するシアター。外国人観光客からの評判は上々だ。
洞爺湖町では年々、外国人観光客が増えてきており、7月の洞爺湖サミット開催を契機に、さらに観光客増加を狙っている。このため、英語や中国語などの観光パンフレットや、旅館組合ホームページのホテル予約も外国語に対応するよう整備を進めている。
火山科学館のシアターは、有珠山噴火の様子を紹介する約13分映像。噴火の様子を間近からとらえた映像と音声、震動により、当時の災害状況が実感できる。これまで日本語のみだった音声を、英語、中国語、韓国語、台湾語の副音声から選択できるようになった。副音声は、FM電波で副音声を受信するようになっており、操作は手元のボタンで利用できる。毎日のように訪れる外国人観光客にも評判という。
音声ガイドは、団体客にも対応するため50個用意。使用頻度としては中国語が特に多いといい、科学館は「観光シーズンになると月に400人近くの外国人が来館する。ぜひ音声ガイドで有珠山噴火を知ってもらえれば」とも。
また、併設するビジターセンターでも、外国人観光客に対応した設備整備を検討している。洞爺の自然を紹介する映像で、英語の副音声と、日本語、英語、韓国語、中国語、台湾語の字幕を組み合わせることで、外国人と聴覚障害者にも対応していこうと、導入に向けて作業を進めている。 |
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CO中毒死遺族がヒーター製造メーカーを提訴
2006年12月に苫小牧市沼ノ端で、幼児を含む7人が一酸化炭素中毒で死亡した事故をめぐり、遺族が25日、事故の原因とされる石油ファンヒーターの製造元「トヨトミ」(本社名古屋市)を相手取り、総額8000万円の損害賠償を求める訴訟を札幌地裁に起こした。遺族は「メーカーが危険性を周知し、製品の回収を徹底していれば、この事故は防げた」としている。
提訴したのは、長女を亡くした苫小牧市の女性(25)と、三女と孫を亡くした日高地方の女性(58)。訴状によると、事故は市内沼ノ端のアパートで発生した。同社製ヒーター「LCR―3型」の不完全燃焼が原因とみられる。成人女性2人、子供5人が死亡した。道警は業務上過失致死容疑で捜査したが、このヒーターが正規に購入したものではなく、死亡女性の親せきが拾ってきた廃棄物だった可能性が高いことから、立件を見送った。
原告代理人の弁護士は「(使用者にも)過失責任があるのかもしれないが、重大な欠陥のある商品を市場に出し、放置していた重大性の方が大きい」と主張している。
トヨトミは「訴状が届いていないので、コメントできない」としている。 |
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