福岡市の能古島の海岸で女性の切断された遺体が見つかった事件で、女性が普段持ち歩いているバッグが自宅に残されていたことから、警察は、女性が帰宅した後に連れ出された可能性が高いと見て、交友関係を中心に調べています。

福岡市の会社員・諸賀礼子さん（32）の切断された遺体の一部は、今月15日、博多湾に浮かぶ能古島の海岸で見つかりました。

博多区にある諸賀さんの自宅には、諸賀さんが普段持ち歩いているバッグが残されていて、財布も入ったままだったことが警察への取材で新たに分かりました。

また、ベランダのガラスは内側から割れていたものの、そのほかに室内に荒らされた跡はなく、血痕などもありませんでした。

このため警察は、諸賀さんが今月5日の午後7時すぎに会社を出ていったん自宅に戻った後、顔見知りの人物に連れ出された可能性が高いと見て調べています。