2010年3月18日 20時15分更新
岡山県のことしの地価が18日公示され、県内の土地の価格の平均は去年に比べて3%下落し、18年連続で前の年を下回りました。
地価公示は国土交通省が毎年1月1日現在の1平方メートルあたりの土地の価格を調査して発表しているもので、岡山県ではことしは430地点で調査が行われました。
それによりますと、県内の土地の価格の平均は、去年に比べて3%下落し、18年連続で前の年を下回りました。
また、今回は、6年ぶりにすべての調査地点で前の年を下回りました。
用途別にみますと、▽商業地では3.6%、▽住宅地では2.8%下落したほか、市町村別でも▽岡山市で2.8%、▽倉敷市で3.3%など、調査が行われた22の市と町すべてで下落しました。
今回の調査地点で地価がもっとも高かったのは、▽商業地では岡山市北区本町で1平方メートルあたり112万円、▽住宅地では岡山市北区伊島町1丁目と岡山市北区津島新野1丁目が14万3000円となっています。
今回の結果について不動産鑑定士の竹下俊彦さんは「大都市圏と比べれば下落率は大きくないものの、景気の悪化の影響を受け、全県的に下落している」と話しています。