大銀杏の芽吹き祈り神事　鶴岡八幡宮、千人見守る

　神奈川県鎌倉市の鶴岡八幡宮は１８日、移植作業を終えた「大銀杏」の芽吹きを願い、神事を営んだ。八幡宮の吉田茂穂宮司ら約６０人が大銀杏の前で約３０分、再生の祈りをささげた。八幡宮によると、約千人の参拝客が神事を見守った。

　大銀杏の前に、米や酒、魚や野菜などの供え物が置かれ、国生護衛禰宜が「枝葉を茂らせるよう」と、祝詞をあげた。

　吉田宮司は終了後に神事を見守った参拝客に「全国から心配のお言葉をいただき、大銀杏が多くの人の心に根付いていると思った。皆さんに祈っていただくことが再生につながる」とあいさつした。