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能古島の女性遺体、切断用に新品刃物準備か 福岡市西区能古の能古島海岸で、同市博多区堅粕5の会社員 福岡県警は、犯人が事前に刃物を準備した計画的な犯行の可能性があるとみて、諸賀さんの失跡前を中心にホームセンターなどで購入者を調べている。県警は諸賀さんの自宅アパートを検証し、殺害現場の特定を急ぐ。 諸賀さんの遺体の一部は15日、能古島海岸で見つかった。県警が詳細に鑑定したところ、へそ下から両足の付け根の計3か所にあった切断面は、でこぼこがなく、刃こぼれのない鋭利な刃物が使われていた疑いが強いと分かった。包丁とのこぎりで切断されたとみられる。遺体に皮下出血など生活反応はなく、死後に切断されていたという。 諸賀さんは5日午後7時頃、会社を1人で退社。6日朝、ゴルフコンペの集合時間に姿を見せなかった。上司が訪ねたところ、玄関ドアは施錠されたままで応答がなく、携帯電話もつながらなくなっていた。 県警が7日、室内を調べたところ、諸賀さんが普段使っていたバッグが見つかり、中には現金入りの財布が入っていた。携帯電話は見当たらず、ベランダの窓ガラスが割れていた。 室内に争った形跡はなく、県警は諸賀さんは何者かに連れ出されたとみている。 (2010年3月18日 読売新聞)
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